詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6119-6122 | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6119
どんな対象もひとつの総体
として生き立っている
としても向けられた視線の方に顔を向ける



6120
例えば 家や敷地に住んでいる人がいて
そこを眺め通り過ぎる人がいて
また不動産業者の視線で見る人がいて



6121
対象と交差した
いろんな物語の断片が
視線の中をさらさら降っていく



6122
それぞれの視線から
それぞれが中心に座り
対象は隅の方にひっそり控えている