[ツイッター詩147] (4月詩) | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

 [ツイッター詩147] (4月詩)


現在から眺めると
一昔前までは
知りたいことがあれば
図書館に出かけるか
役所や会社を訪ねるか
電話で尋ねるか
知り合いに聞くか
しかなかった
いくつもの面倒なバリアーがあった
うまく思い出せないこともあり
あれあれ・・・と
ストレスに沈むことも多かった

今でも 人には〈わかること〉と〈わからないこと〉があり
どちらもなくなることはないが
〈わかること〉が容易になった
気がしている
〈検索〉するだけで
ものごとが大体わかる
ようになってしまった
面倒なバリアーが
消失してしまった気分

(ところで
それで
ほんとうに
君はわかっているのか)
〈わかること〉にも確かにいくつかの層がある
けど軽くわかるだけでもいい
後は自分で考えるさ

新しいものが社会に登場したら
人は怠惰になるとか
家族が壊れるとか
退行するネガティブが不安に叫び出す
けれど人は人の本質性の流れを下って行くだけだ
問題があれば微調整する
だから
軽い〈わかること〉でもいいじゃないか
あんまり重たく考えすぎずに
スルーすればいい

面倒なバリアーが
なくなることはいいことだ
そんな晴れ上がった新しい空が
またひとつ自然なものになっていけばいい