詩『言葉の街から』 対話シリーズ 2255-2258詩『言葉の街から』 対話シリーズ 2255 小さな子どもは付いていく 親鳥を追うヒナのように 子どもの言葉はアワアワと付いていく 2256 青年は湿地に足とられながら ひとり圏外へ圏外へ 言葉は不安の服着て離脱する 2257 アジアの専制に虐げられた 貧しい言葉の根は 大人になっても親を呼ぶ国を呼ぶ(ひとり行かんかい!) 2258 (ほうらまた 帰ってきたね) 今度はきみが 親になるんだよ(朝がまぶしいかい)