短歌味体Ⅲ 3295-3298 なんとなくシリーズ・続[短歌味体 Ⅲ] なんとなくシリーズ・続 3295 もえている 燃えているか もえている 萌えているのか いや言葉がもえている 3296 若い言葉は無茶をする 橋上の人 言葉のからだがダイブする 3297 水の固さが粉々に 言葉を砕き 後悔の一瞬に浸かる 3298 橋上の老いた言葉は ぼんやりと ただ見つめるばかり 圏外の言葉