“2”である。
本当は一昨日書きたかったが、
バタンキューだったので
(バタン(倒れる擬音)、キュー?(休)か?!)
閑話休題、、
勤め先には「うーあーうーあー」に近いのが居る。
57歳、小柄で体も硬くうーあーうーあーなので、
工場作業では満足に使い物にもならず
息子の様な年代からいじめられている。
彼は童貞独身だが。
相手に目線も合わせられず言い返さないから
さらにイジメはエスカレートしている。
ブルーハーツの
「弱い者たちが夕暮れ〜さらに弱い者を叩く〜」だ。
まぁ俺自身も見かねていじめる奴らに「止めろいい加減にしろ」
と強く言ったことは何度かある。
まぁそんなんで車も運転できないので、
近くの駅から電車通勤だ。
駅と会社は2km近くある。工場労働してこの歩きは57歳に辛いだろう。
俺はできる限り車で彼を駅まで送っている。
送迎ではないのは,会社帰りに限定、送りのみ、であるからだ。
彼の家庭環境も最近母が亡くなり、
父も施設らしいと聞く。
そしてここ半年、彼に変化を感じる。
臭い、とにかく臭いのだ
54の車で駅まで送っているのだが、
最近はあまりの臭さに躊躇することもあった。
母が亡くなり身の回りを見てもらえなくなったのか?
しかし、人を助けるということはこういうことなのだ。
短い人生。烏滸がましいながら、
人を助けるという経験はなかなかできるものではない。
一度始めた事を自分の都合で止めてはいけないのだ。
しかし、とうとう我慢できず俺はうーあーうーあーに言ってしまった。
「かなり臭い。風呂は入っているか?下着は替えているか?(要約)」
まぁ、うーあーうーあーなのでまともな返事は無い。
と、ここまでが一昨日に書きたかった事
次の日、会社で
あのひどい臭さが8割方消えているではないか!
察するに下着を替えたのではないかと推測する。
あの臭さは体全体からではなく、
特に上半身胴体部から匂っていた気がしたからだ。
その日も駅に送る。ここで俺は失望させられた。
勤務後,私服に着替えると、
うーあーうーあーは変わらず臭いからだ。
ここで俺は考えてみた。
作業服時は、ずいぶん改善されていた匂いが
私服になった途端に以前通り臭くなった。
これはやはり、下着だけでなく上着なども臭いのだ。
ここまでが昨日書きたかった事
でさらに翌日、(つまり今日)
帰りの車にうーあーうーあーを乗せた時には
私服であるが「普通に臭いおっさん」レベルで収まっていた。
シャツ上着なども替えたのだろう。
俺の思いが通じたという事だ。
これはとても嬉しい。
臭くなくなったことが嬉しいのではない。
うーあーうーあーで意思疎通ができないと周囲から思われていた
57歳が人の言葉を聞き、
何かを改善できたということが嬉しいのだ。
俺が何年も駅まで送っていく事で、
俺の言葉に心を開き、
俺の言葉を聞いて行動してくれた。
これは車で送っていたことに対する
何よりのお礼だ。
会社のクズどもよ、
お前らにはわかるまい。57歳を愚か者に仕立て上げていたのは
他でもない。貶めていたお前ら自身なのだ。
俺が光となって
僅かばかりでもごく僅かでも照らしてやる。
烏滸がましい思い上がりかもしれない。
だが短い人生。
こういう事ができるのはすばらしいと思うのだ。