「25年もたっているのに、なぜ今頃、当時の性被害

の記憶に苦しめられるんでしょうか?若いころは

平気で過ごしていて、大学にも遊びにいっていたし

彼氏もいたし、結婚もしたし、子供も産みました。

なんで今頃?」

と主治医に相談したら

「ありうることなんです」

とのこと。若いころは、無意識に回避的な行動

をとったり、考えないようにしたり、あれは

違うと思い込んだりしていたことが、感情に

蓋をしきれなくなって、あふれ出した状態なん

だそうです。

 

大学にはこう話しました。

「25年前、警察に被害届を出していればとも思いますが

その当時は性被害を受けたという自覚がありません

でしたし、そういう時代でもありました。そういう時代

というのは、もし告訴していたら、

「訴えるような女」

というレッテルが貼られ、その後研究者を目指すことも

国会議員になることも、できなかったであろうという

ことです。

このことを今になってようやく言えるのは、私自身が

病気に苦しんでいることもありますが、現在の職業が

障害福祉事業所の経営であり、男社会の中でうまく

やっていく必要のない職種についているからです。」

 

PTSDの治療には、お薬よりも、心理療法のほうが

効果が出ることが多いそうです。しかしその心理療法

というのは、はじめると具合が悪くなることが

多いそうで、しかも自費(健康保険がつかえない)。

途中で具合の悪さにめげてやめてしまうと、それまで

の自費が無駄になってしまう。だから時期を選んで

慎重の始める必要があるそう。

 

ということで、元夫の裁判の時期(1月~3月)は

避けて、来春からお願いすることにしました。

子どもの受験もありますしね。

 

まずは大学との折衝すすめます。