今期最初の定例会となる5月定例会が開会しました。昨今の新型コロナウイルス感染症に係る状況を鑑み日程を大幅に短縮して、5月22日開会、5月26日閉会の2日間の日程で行われました。

◎議長が交代しました
議長が三田勝久議員(大阪維新の会)から土井達也議員(大阪維新の会)に交代しました。今年度の大阪府議会議長は、第113代目にあたります。昨今の状況は議長の公務にも大きな影響があり、今年度は、東京オリンピック・パラリンピックやドバイ万博への出席予定がありましたが、延期となりました。三田前議長のもと、既に大阪府議会では感染拡大を防止するため、非常時対応の議会運営が進んでいます。今後さらに効果的な取り組みが提案できるような議会運営に努めます。

◎補正予算案が上程されました
新型コロナウイルス感染症対策を主軸とした、補正予算案が上程されました。
医療体制の更なる強化や、個人向け緊急小口資金の特例貸付、中小企業休業要請外支援金制度の創設、教育分野でのICT化の推進などが、今回の補正予算で整備されます。今後も、大阪の知恵を集約した施策を提案してまいります。

◎維新府議団から意見書を提出しました。
「子どもたちの学びを保障するオンライン学習に関する経済的負担を軽減することを求める意見書」、「新型コロナウイルス感染症に係る支援策としての給付金・支援金等に対して課税されない仕組みの構築を求める意見書」、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の大幅な増額を求める意見書」の3件を維新府議団から提出しました。いずれも、緊急かつ重要な事項に係るものです。

新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機に、社会全体がリモートワークの導入や行動様式を見直す中、議会としても率先して、時代や環境に適応した柔軟な議会活動の在り方を示す必要があります。
維新府議団から提案した「オンライン委員会条例」の案では、自宅や事務所等で審議や表決に参加できる場合など、働き方改革の観点からも適用範囲を拡げ、議決機関として様々な状況下でも対応できるよう仕組みを作るようお願いしています。
このような社会変化と技術革新に順応した議会活動の在り方の議論は、この大阪府議会の先進的な改革から、全国の地方議会及び国会に広がるものと確信しています。