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星野リゾートが大阪進出、21年度に都市型ホテル 観光需要狙う

2017/3/8 20:44
企業

 星野リゾート(長野県軽井沢町)が大阪市に進出する。大阪で同社初のホテルを2021年度に開業する予定。これまで軽井沢や沖縄などリゾート地を中心にホテルを運営してきたが、最近は都市部での展開も始めている。東京・大手町の高級旅館に加えて大阪でもホテルを開き、国内外の観光需要の取り込みを狙う。

星野リゾートは大阪市浪速区に都市型ホテルを開く(写真はイメージ)

 子会社を通じて大阪市からJR関西本線・新今宮駅前(大阪市浪速区)にある約1万4000平方メートルの土地を取得し、ホテルを新設する。購入金額は約18億円。運営は星野リゾート本体が担う。同社は「星のや」や「界」などのブランドで宿泊施設を手がけるが、新ホテルのブランドは未定だ。完成は21年6月を予定し、翌年3月に開業する見込みだ。

 客室はホテルの4~19階に入る予定。客室数は約600室を想定し、同社の施設としては「星野リゾートリゾナーレトマム」に次いで2番目の規模になる。約500室は30平方メートルのスタンダードタイプを想定する。

 宿泊料金は未定だが、旗艦ブランドの「星のや」(平均7万~8万円程度)よりは低く設定する見込み。昨年7月に開いた「星のや東京」の料金は1泊1室7万8000円(食事別)から。

 星野リゾートは地方の観光地で宿泊施設を展開してきたが、近年は都市部で宿泊施設の開業を進めている。昨年7月には東京・大手町に日本旅館「星のや東京」を開いた。宿泊客のうち訪日客が5割以上を占めており、ビジネスや観光の引き合いが強い。このたび駅に近い都市型のホテルを大阪に新設することで、観光需要への訴求力を高める。

 大阪では訪日客需要の成長を受け、新ホテルの進出が相次いでいる。不動産サービス大手のCBRE(東京・千代田)は20年までに大阪市で1万3000室以上の追加供給があると予測する。大阪では民泊も広がりつつあり、競争は激化している。

 目立つのは外資系の高級ホテルだ。米ホテル大手のヒルトン・ワールドワイドは6月、最高級ホテル「コンラッド大阪」(大阪市北区)を開く。客室は164室で、最も多い「デラックスルーム」でも50平方メートルと広い。220平方メートルの「コンラッドスイート」も設け、富裕層の需要を取り込む。

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