医療費助成、大卒まで…大阪・摂津市、30年度から22歳に拡大 全国2例目
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⬇︎産経ニュース 2017.2.16 22:23 

 大阪府摂津市は16日、子育て施策の充実を目指し、これまで中学生までだった医療費助成制度の対象を、平成30年度から大学卒業年齢に相当する22歳にまで拡大することを決めた。市によると、助成対象を22歳までとしている自治体は、北海道南富良野町だけで、全国2例目になるという。

 摂津市では、中学生まで通院、入院にかかわらず1日当たり500円で医療機関を受診できるが、30年度からは大学卒業年(22歳になる年度末)まで制度の対象とする。

 高校卒業年(18歳になる年度末)については、就学を条件とせず、また、保護者の所得制限も設けない。一方で、大学卒業年については、就学を条件とするかどうかや所得制限について今後検討するとしている。

 制度の拡大により、対象者は現行の約1万900人から最大で約5300人増えるが、市の負担額も約8千万円増加するという。

 森山一正市長は「子育て世帯の転出超過という課題を解消するためにはさまざまな施策を打ち出さなければならない。(子供の医療費助成の)対象年齢の拡大は人口減対策の一助だ」と話した。