広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社 -2ページ目

広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央一丁目11番9号 
アストラムライン「伴中央」駅より 約800m 徒歩10分
アストラムライン「大原」駅より 約900m 徒歩11分
参道入口右側に駐車場あり

各種祈願 御予約受付中
事前にお電話でお問合せください。

岡崎神社社務所 082(848)3828

建物の解体作業中の現場で、井戸のお祓いをしたいというご希望がありましたので、埋井祭の御奉仕に行って参りました。

 

 

 

埋井祭(まいせいさい)の御依頼は、私(=宮司)が就任前に思っていた以上に、今でも多くあります。数十年前に建築された建物の場合、井戸の設備が普通にあり、最近になってそれらを解体するとなったとき、土地の一角に古い井筒や、ポンプのあとが発見されることが多いようです。

 

井戸の神さま方が長年、水をお守りくださり、清らかな水をふんだんに与えてくださいました御蔭で、この土地に暮らす人々が命をつなぐことができ、健やかに過ごすことができました。古い井戸が終わるときには、そのことへの心からの御礼を申し上げ、神さま方には天にお昇り戴き、これからは末永く、守り神となってくださいますようにと祈願を致します。

 

心込めて祭典を執り行い、ご参列の皆様にも御神酒やお水やお塩を井戸のまわりに振りかけて頂き、お清めをして頂きました。現地では皆様にお世話になりました。ありがとうございました。このあとの工事の御安全を心よりお祈り申し上げます。

岡崎神社や宮ヶ瀬神社及び飛地境内社に、私有の土地を寄付したいというお申し出が、ごくたまにですが、氏子さんの方からあります。お志については大変有り難く思っておりますが、税金の面で問題になることがありますので、慎重にご検討いただきますようお願いを申し上げます。

 

特に、地区内に点在する飛地境内社は、土地そのものには個別の地主さんがいらっしゃることがよくあり、地主さんとしては、上に神社が建っている以上その土地を今から転用することも難しいですので、主に相続などの機会に、「この際、土地を神社に寄付したい」と御家族からご連絡を戴くことがあります。(ちなみに、こうした土地は固定資産税はかかっていないことが大半だと思います。土地の用途が神社関係のみであるためです。)

 

収益事業をしていない宗教団体相手の寄付なので、無償で、名義が書き換えられるだけ、……と思われそうですが、これがなかなか簡単には行きません。もし、これをお読みくださっている方の中に、類似のご計画をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非とも、まずは税務署や税理士さんに、個別によく御相談になることをお勧め致します。宗教法人側でなく寄付した側に、税金(譲渡所得税)がかかってくることがあるからです。

 

また、飛地境内社の土地の寄付を、岡崎神社や宮ヶ瀬神社が仮に受けたとすると、岡崎神社・宮ヶ瀬神社から一定の距離のある場所を今後は所有することになり、それらは境内地の一部とは見なされない、……となりますと、宗教法人側に固定資産税がかかってくる場合もありますので、税金の面で双方にデメリットが大きくなる可能性もあります。事前によく検討することが必要です。

 

それと、租税特別措置法第40条第1項後段の規定「公益法人等に財産を寄附した場合の譲渡所得等の非課税の特例」というものがあり、これが適用されれば、宗教法人に不動産を寄付しても非課税の扱いにできる、という話を聞かれた方もおありかもしれませんが、これは極めて厳しい規定で、岡崎神社や宮ヶ瀬神社は該当がありません。

 

「寄付」というと、無償で、善意で、書類手続のみで完了するものという感覚がありますが、宗教法人への不動産の寄付については、金銭の面で結構難しい問題が起こり得ることを、ご承知おき戴きたいと思います。

 

 

昨日の午後は、広島でも地震を感じましたね。スマホの警報が突然鳴りだしたのでとても驚きました。震源から距離がありましたので、広島に限定すれば昨日のは大きな揺れではありませんでしたが、このあと、懸念されている南海トラフ巨大地震が本当に起こる可能性もあり、予断を許さない状況です。

 

もともと0.1%の危険性だったものが、昨日の地震により0.5%に上がった、という計算上の話であることと、「今後1週間ほど注意」の「1週間」にしても、厳密に科学的な根拠のある区切りではなく社会生活上そのあたりが適切か、という判断だということですので、リスクは勿論あるのですが特に何かが大きく変わったとも言えません。

 

「私たちは常に地震の危険にさらされている」とも言えますし、「この状態は昨日始まったものではなくこれまでもずっとそうだった」とも言えます。いつ起こるかわからない地震のために今日から避難しておくという訳にはいきませんし、そもそも日本全国どこに逃げれば安全、という場所もありません。私たちにできることは、災害の際の備えをし、避難経路などを確認したうえで、普段通りの生活を続けることだけです。

 

岡崎神社に関しては、特に拝殿(板の間のところ)が相当に古いので、強い揺れが来たら最初に倒壊する可能性があるだろう、というのが心配です。しかしだからと言って、すぐに耐震構造になった建物へと改築する資金もありませんので、結局のところ、よく整頓をし、あとは地震保険を確認しておくくらいしか、今できることがありません。

昨日が「立秋」でした。二十四節気の考え方では、この日から「立冬」までの間が「秋」ということになります。

 

とはいえ、「立秋」から突然に秋に変わる訳ではなく、このあたりが暑さの頂点で、徐々に秋が近づいてくる、……と昔から考えられており、そうであればこそ「残暑見舞い」を送る習慣も根付いていたのではありますが、今年は本当に暑さが厳しく、まだまだ到底、涼しくなりそうな感じではありませんね。

 

神職としての今は、夏は出張祭典が暑すぎてキツいので、もう、なんでもいいから早く気温が下がって貰いたいと思います(すみません(笑)!)。二十年前には暑いと言っても30度を超えるくらいの気温が基準でしたが、今や35度超が普通に観測されるようになっていますので、地鎮祭・起工式・埋井祭その他、施主さまにとっても真夏は厳しい状況です。勿論、祭典ですので正式なかたちで執り行いますが、ご参列の方も神職本人も、熱中症で倒れたりしては元も子もありませんので、準備から撤収まで含めて、普段よりいっそうスムーズに運ぶように努めております。

 

神社にいて、わずかに晩夏の気配を感じるのは、境内を赤トンボが飛んで行くのが見えたときと、セミのなかにツクツクボウシの声が聞こえたときです。こんなに暑い毎日でも、こうした生き物は季節の移り変わりを私たちに教えてくれます。実りの秋を心待ちに、もうひと頑張りしなくてはと思っております。

本日8月7日(水)は、10:30~11:30頃、社殿・社務所を開ける予定です。外祭の間の時間ですので、目安ですが、社頭祈願や御朱印ご希望などおありでしたら、上記の時間帯はほぼ対応可能です。

 

このあと、岡崎神社の社殿・社務所を開ける予定は、以下のようになっております。下記以外の日程で社頭祈願・出張祭典等をご希望の場合は、お手数ですがお電話でご予約くださいますよう、お願い申し上げます。

 

  8月14日(水)10:00~12:00

  8月15日(木)9:30~12:00(10:00 月次祭)

  8月18日()9:00~12:00

  8月20日(火)13:30~15:00

 

  岡崎神社 社務所 電話→082(848)3828

 

先代宮司の山田足穗が昨年10月に亡くなりましたとき、被爆者でしたので原爆死没者名簿にその名前が載ることになりました。先日、広島市より、本日の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式」におきまして、先代宮司の名の登載された原爆死没者名簿が、広島平和都市記念碑に奉納されるというお知らせを頂きました。

 

 

原爆投下の日、15歳だった先代宮司は、学徒動員作業があって今の南区霞町のあたりにおりました。あの日以来、戻って来なかった同級生がたくさんあったと、後に語っておりました。若き日の姿のままの昔の仲間たちと、あの世で再会が叶ったでしょうか。

 

被爆79年になりますが、今もなお、世界の各地で争いごとが絶えません。広島の私たちは率先して、平和への誓いを新たに、この先も進んで行きたいものです。

 

 

昨日は、兼務社の宮ヶ瀬神社で総代会を行いました。秋の例祭に向けて、準備日程と内容を確認し、打ち合わせを致しました。

 

それから、「縄ない機」で注連縄をつくりました。セットの仕方にコツが要り、人手も必要ではありますが、実によく出来た機械で、ハンドルを回すと美しい注連縄がどんどん出来上がって行きました。

 

そうして、参道から上がって来たところと、社殿正面の鳥居のところの、それぞれの注連柱(しめばしら)に、ハシゴをかけて、真新しい注連縄を張って戴きました。

 

総代会の皆様の御尽力のたまものです!本当にありがとうございました。暑い中、皆様が力を合わせて作業をしてくださいまして、とても効率よく、美しい注連縄ができました!

 

(以下の写真はクリックで拡大します)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日8月4日(は、9:00~宮ヶ瀬神社にて総代会を行います。秋の例祭についての打ち合わせになる予定です。

 

上記が終わりましてから、私(=宮司)は岡崎神社のほうに参りますので、11:00~13:00頃の予定で社殿・社務所を開けることができると思います。社頭祈願のご希望がおありでしたら、受付までお申し出ください。授与所も開けておりますので、御神札・御朱印・お守などお授けできます。どうぞお声をおかけください。

 

このあと、岡崎神社の社殿・社務所を開ける予定は、以下のようになっております。下記以外の日程で社頭祈願・出張祭典等をご希望の場合は、お手数ですがお電話でご予約くださいますよう、お願い申し上げます。

 

  8月14日(水)10:00~12:00

  8月15日(木)9:30~12:00(10:00 月次祭)

  8月18日()9:00~12:00

 

  岡崎神社 社務所 電話→082(848)3828

 

 

開催中のパリ五輪、連日盛り上がっていますね!世界じゅうから名だたる選手らが一堂に会して熱い競い合いが繰り広げられ、その真っ只中で奮闘する日本人選手の姿にも心が躍ります。時差があるので、真夜中に応援することになると、翌日が眠くて大変です!

 

そもそもオリンピックとは、「オリンピズムに基づいて行われる祭典」です。オリンピズムとは、近代オリンピックの父と言われるピエール・ド・クールベルタンが提唱した社会哲学で、「世界の発展と国際理解、平和に共存することを目指す」ものであり、その実現のため、「社会や倫理教育の場でスポーツの役割を強調すること」を謳っています。

 

以前ご紹介しました、神社神道の目指すところを三箇条にまとめた『敬神生活の綱領』の中にも、「国の隆昌と世界の共存共栄とを祈ること」という一節があります。宗教や文化的な背景は異なっても、根底にはオリンピズムに通じるものがあります。

 

五輪で、自国選手の活躍を目の当たりにすると、私たちは自分たちの代表の偉業を誇らしく思います。自分に繋がるもの、自分と多くを共有する存在を仲間と思い、我がことのように思い入れをするのは人の自然な姿です。それと同時に、どの国の出身であれ、世界記録を更新するような選手が現れたときには、自分の属するヒトという種が、限界を超えて発展し進んで行く見事な姿に圧倒され、感動します。オリンピックは、自分の国を大切に思うと同時に、世界がひとつになれることを実感できる、素晴らしい機会であると思います。

 

 

今年は蚊に刺されることが例年より多いような気がします。神社での作業を終えて降りてきますと、新たな虫刺され跡が増えています。

 

蚊は、服の上からでも平気で刺すものだそうですね。特に、肌に密着している洋服ですと、刺した場所のすぐ下に皮膚があるので、蚊には都合が良いらしいです。ぶかぶかの服のほうが、かえって刺されにくいというのがネットに出ていました。

 

また、虫除けスプレーは効果がありますが、上記の事情がありますので衣服の上からもスプレーすることが必要だということです。私(=宮司)はこれまで、衣類から出ている肌のところに主にスプレーしていたのですが、それだけでは足りなかったのだということを、遅蒔きながら先日知りました。

 

 

昨今は気温の高い日が続きますので、9月に秋祭に伺っていても、御奉仕先で蚊に刺されることが普通にあります。蚊取り線香を焚いてくださっている神社もよくあります。お集まりになる皆様方にも虫除け対策は重要です。

 

とりあえず跡が痒い以外にはたいした実害はないのですが、昨年9月にはヤブ蚊か何か、タチの悪い虫にさされたらしく、左肘のところの強い痒みが1週間以上続いたことがありました。これから秋祭の季節になりますので、十分に対策をして、刺されないように気を付けたいと思います。日本脳炎やデング熱など、蚊が媒介する感染症もありますので、注意しないといけないですね。