3月20日は、境内社の稲生神社の例祭と、岡崎神社の祈年祭とを執り行いました。
先に稲生神社の例祭の御奉仕を致しましたが、あいにくとお天気が、まさに「春の嵐」でした。
前夜から風が強く、未明から雪が降り、この日は一日じゅう大荒れで、
降ったと思ったら晴れ間が出て、またかき曇ってみぞれや雪になり、
雷鳴までも轟くという、大変な空模様となってしまいました。
ですので、せっかくの例祭ではありましたが、稲生神社の前に皆で整列することは
断念を致しまして、岡崎神社の拝殿に急遽、祭壇をしつらえました。
今年は、稲生神社の御簾と提灯を新調しましたが、提灯は濡れますので出しませんでした。
御扉は開き、稲生神社社殿の前に御供えものは正式なかたちで致しました。
岡崎神社祈年祭のほうは、幣殿(へいでん)にて予定どおり行いました。
祈年祭(きねんさい、としごいのみまつり)では、
田畑の仕事が始まるこの時期に、氏神さまにこの一年の御守りとお恵みを乞い願い、
豊かな実りに恵まれて秋の大祭が目出たく華々しく行われますようにと、
祈願を致します。
祝詞の最後のほうでも幸せな秋祭となりますようにと奏上するようになっており、
秋祭と祈年祭は対になるお祭です。
余興などがないため、対外的には静かな祭典というイメージですが、
祭の格としては「大祭」であり、神社として大変に大切なお祭りです。
昨日は、総代会や氏子さんのお力添えを得まして、滞りなくこれらの行事を
執りおさめることができました。
本当にありがとうございました。