昨日は、午前10時から有志の皆様にお集まり戴きまして、
幣殿(へいでん。=畳の間)に、お雛様を飾りました。
昨年から皆様の御協力を得まして、七段飾りのお雛様を飾るようになりました。
昭和の初め頃に制作されたと思われるお雛様ですので、およそ100年前の品です。
戦火をくぐり抜け、昭和・平成・令和と受け継がれて、
こうして今なお、神社でたくさんの皆様にご覧戴けているとは、
実に幸せな雛人形ではないでしょうか。
折しも、本日2月19日は、二十四節気で「雨水(うすい)」と呼ばれる日です。
この時期にお雛様を飾ると、女の子は良縁に恵まれると昔から言われています。
「雨水」とは、雪が雨に変わる季節であり、温かい雨が多くなる季節でもあります。
その「水」から「流し雛」の連想につながり、
「お雛様を飾ると良縁に――」という言い伝えになっているようです。
今回、この雛人形を飾るために御奉仕くださいました有志の皆様方に
篤く御礼を申し上げます。
皆様の御蔭で、今年も飾ることができました。本当にありがとうございました!
これから旧暦の、月遅れの桃の節句(四月三日)まで、このまま飾っておこうと思います。
お詣りになる皆様方には、よろしければどうぞ幣殿までお上がりになり、
ご覧戴けましたらと思っております。