幣殿(へいでん。=畳の間)の窓のカーテンが古くなりましたので。

このほど新しく壁代(かべしろ)を注文し、先日、取り付けて戴きました。


 

壁代とは、カーテンや壁の代用となる布のことで、

もともとは平安時代に、寝殿造の住居等で使われていました。

流木のようなかたちの朽木形(くちきがた)と呼ばれる文様を型染めにし、

綾の縫い目ごとに絹リボンをたらしたかたちが一般的です。

 

上部は袋状に縫ってポールなどに通して吊すことが多いですが、

当神社では、フックをつけてフラットカーテン状にして戴きました。

閉じた状態では普通の壁代ですが、カーテンレールを使用していますので、

左右に開くことができ、普段の扱いもしやすく、掃除の際にも便利です。

白いので室内が明るくなり、神社らしい雰囲気も出て、とても良くなりました。

 

有限会社 豊栄堂染工場さまに、製作から取り付けまで大変お世話になりました。

素晴らしい品に仕上げてくださいまして、本当にありがとうございました!