忌鎌、忌鍬、忌鋤 | 広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央 岡 崎 神 社

広島市安佐南区伴中央一丁目11番9号 
アストラムライン「伴中央」駅より 約800m 徒歩10分
アストラムライン「大原」駅より 約900m 徒歩11分
参道入口右側に駐車場あり

各種祈願 御予約受付中
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岡崎神社社務所 082(848)3828

地鎮祭を行うとき、正面の案(祭壇)の近くにつくった盛砂に、

「えい、えい、えい」と鎌・鍬・鋤を入れていく「地鎮の儀」というのがありますが、

その手順には実は二通りあります。

最初に設計者が忌鎌(いみかま)で草を刈る動作をするのはどこでも同じなのですが、

その次から何をするかが、土地柄や、業者さん及び神主さんの考え方で、少し違ってきます。

 

 

ひとつは、

施主さまが忌鋤(いみすき)→神職が鎮め物を埋納→施工業者さまが忌鍬(いみくわ)、

の順です。

もうひとつは、

施主さまが忌鍬(いみくわ)→施工業者さまが忌鋤(いみすき)→神職が鎮め物を埋納、

の順です。

前者は、草を刈り土を耕し、鎮め物を埋めて、上から土をかける、という考え方で、

後者は草を刈り大地を穿ち、平らにならしてから、鎮め物を埋める、

ということであろうと思います。

どちらも意味のあることですので、いずれが正しいということではありません。

 

岡崎神社から出張祭典で地鎮祭に伺うときは、打ち合わせの段階でご希望があればお聞きし、

当日司会の方がいらっしゃる場合は、その方の進行の通りに致します。

鎮め物についても、業者様のお考えやその後の作業手順を尊重致しますので、

場合によっては、その場で埋納することはせず、当日はお祓いしただけでお渡しし、

実際の工事に当たられる方々が、然るべき場所に埋めるようにされるケースもあります。

 

ちなみに、かけ声の「えい、えい、えい」の「えい」の字は「栄」とも「永」とも言われ、

その土地と上にできる建物、そこで過ごす人々が、末永く栄えることを願ったものです。

https://ameblo.jp/okazaki-shrine/entry-12629250960.html