本日は、地元の大元國神社(おおもとくにじんじゃ、広島市安佐南区伴東2丁目17-32)で、
湯立(ゆたて)神事と例祭がありました。
こちらも、昔から岡崎神社の飛地境内社として、
岡崎神社の宮司が例祭を執り行っております。
朝から警報が出るほどの大雨でしたが、有り難いことに神事の間は小雨になり、
屋外の湯立祭もつつがなく行うことができました。
御祭神は国之常立神(くにのとこたちのかみ)と菅原道眞です。
国之常立神は国土安泰・疫病退散の神として崇敬されています。
湯立祭(ゆたてまつり)は全国各地で様々なかたちをとって神事が行われていますが、
共通しているのは、神社の御庭で釜にお湯を沸かし、
笹や榊をそれに浸して、無病息災や五穀豊穣を祈願することです。
当神社で伝わっている祭式では、榊の先をお湯にひたしながら、
水面で「水」という字を描く動作を、立ち位置を変えながら三度繰り返します。
その湯のしぶきを浴びることが吉とされていたようです。
湯立のお湯をひしゃくでわっぱに注いで、大元國神社の本殿にお供えし、
ひきつづいて例祭を行いました。
今年は通常の例祭祝詞に併せて、新型コロナウイルス感染症の早期終息を
祈願する祝詞も奏上いたしました。
雨の中、総代さま世話人さまをはじめ、地元の皆様に大変お世話になりました。
神様のお導きとお恵みを戴き、皆様のお力添えのもと、
御蔭様で今年も無事に例祭を執り収めることができました。
心より御礼を申し上げます。