コロナやインフルエンザの感染症が少し落ち着いてきて今年も無事「第8回白壁倉敷将棋フェスタ」が倉敷市芸文館で行われました。
本大会はこども大会(小学生対象)と一般向け団体戦(3人一組)の部が骨子となったイベントで、筆者はこども大会の高学年の部の運営のお手伝いに行ってきました。
その様子や結果について記していきます。
こども大会は芸文館のホールで行われました。このホールは倉敷王将戦の全国大会が行われるのと同じステージということもあり初めて参加される子どもたちはその会場の凄さに圧倒されるのではないでしょうか。対局会場となる舞台ステージは楽に150人くらいの対局もできる広さ。
付添の保護者の方は最初の5分くらいはステージ見学(対局席の見学)ができることにしていてそのあとはステージに上がることはできず観客席から子どもたちの様子を眺めることになります。そんなこともあるのでここでは運営係の筆者が子どもたちの真剣な面持ちで対局していた様子を紹介していきたいと思います。
これはこども大会の優勝、準優勝カップ!持った時の重量感があり賞の重みを感じます。
1~2位に入ると浦野八段が編集された詰将棋も
このように豪華な将棋大会ですが、参加費はなんと無料!
今回のこども大会の運営は水島子ども将棋教室の父母会の多くの方にお世話になっております。
そのほか数名の将棋指導員で行いました。
こども大会のルールとして予選3回戦ないし4回戦は全員最初は対局時計を使用せず、20分を経過しても終わらない場合3分切れ負けの時計を置いていきました。やや変則的なルールですが子どもたちはすぐに慣れていったようです。
持駒については駒箱は使用しないで対局カードを裏返しにして各自の駒台にすることにしました。(これは岡山県の将棋大会では当たり前のルールとなっています)
予選は4回戦で3連勝した人はその段階で抜けて決勝トーナメントに進みます。1敗しても残り3勝を挙げると決勝トーナメントに進めるので予選は1敗まではOKということですね。
双方入玉は27点法を採用。水筒、カバンなど荷物は後方に用意している机に置く(対局席に不要なものは置かない)
午前中に予選4局を終えて昼食後、決勝トーナメントへ。
惜しくも決勝トーナメントに進めなかった子どもたちには本日来場されたプロ棋士(有森八段、狩山四段、室田女流二段、藤井女流初段)の指導対局が抽選でしたが無料で受けられるというから至れり尽くせりの大会だ。
高学年参加者は56人、低学年参加者54人でした。
運営係の仕事ぶり
裏方があってこその将棋大会です
大石棋道師範も見守っています
決勝Tの抽選の様子です
決勝Tに進出した紅一点の強豪女子の雄姿 こちらも椅子の上で正座
左の対局者はいずれも椅子の上に正座です、どちらも気合が入っています!
津山キッズからも今回高学年の部に6人、低学年の部に2人が参加。
高学年は18人が決勝Tに進出したが津山キッズは3人が予選を突破したのは感動したし、一方で前半で2敗しながらも最後まで頑張って2-2とした子もいてこれも必ず次につながるので同じように讃辞を送りたい。参加したこどもたちはみな良い経験を積んだものと思います。
こども大会の結果は以下のとおり(敬称略)
高学年の決勝T 途中経過↑
【高学年の部】
優 勝 高牟礼楓(広島県・5年)
準優勝 榊野 陸(奈良県・6年)
第三位 竹内海都(岡山県・5年)
第四位 鶴身奏佑(香川県・6年)
【低学年の部】
優 勝 松浦永真(岡山県・3年)
準優勝 新名奏太(香川県・3年)
第三位 柏原結人(島根県・3年)
第四位 藤田遥人(岡山県・3年)
団体戦の方は・・・
16チームがエントリしました。
なんとそのうち県北チームが5チーム!!
もちろんチーム全員で楽しんで参加するイベントなので勝ち負けも大事ですが将棋仲間で友情を築いてもらえば参加した価値は十分。
【団体戦結果】
優 勝 水田将棋会館(香川県)
準優勝 坂出支部(香川県)
第三位 TMF(どうもメンバーの頭文字のようですw)
第四位 NSS=津山関連チーム(どうもメンバーの頭文字のようですw)