開会式を手短に終えたはずだったが、大会終了後のアンケートで後ろの方では開会式で何を話されていたのか、ほとんど聞こえなかった。そのためこどもたちにとってとても長~く感じられたようだ。この音響効果については施設の造りの問題もあって竜棋会としてはどうにもできないところがあり、これは大会参加者の皆さんにも私語を謹んでもらうようご協力をお願いしたいところ。(一人が喋ると他にも伝播しますのでね)
さて子ども将棋大会の方の責任者であったのでほとんど一般大会の方は覗いていなかったのだが、それでも会場スペースが人数の割に狭いとなるとやはり指示を出すのも大変なわけで・・・。
最初に会場左側後方に横断幕と椅子を2列設置していました。この椅子は実は開会式直後のクラス別の記念撮影用の椅子を配列していたのだが主催者側としてまずかったのはこの椅子の目的を書いていなかったため付き添いの方々がその椅子を陣取っていたので移動してもらうハメになったこと。また後列の椅子の上に座るのではなく立ってもらうことをこどもたちが把握していないこともあって記念撮影の予定の時間を少しオーバーしてしまったことも反省材料。
しかしその間に1回戦の組み合せができた。ここからは各クラスの係の方が手馴れていて昇竜戦、竜の子戦クラスは読み筋どおり比較的スムーズに流れ午前中に3対局を予定通り消化した。(それでも1局を30分で終わらせるためには途中から5分切れ負けのセットで40分以内でほぼ終わってもらうところもあた。時計に慣れていない竜の子戦のこたちには申し訳なかったが運営上致し方ないのでごめんなさい)
しかし竜王戦は各10分で切れたら30秒の秒読みつきとなっているのでこのクラスになると時計の使い方がおとな並、30秒ぎりぎりまで指さないから時間はどんどん押してくる。結局午前中に3対局を行う予定が2対局で昼食時間となってしまった。
昼食休憩で歓談しながら食事をとる津山キッズの2人、何をはなしてるんでしょうかねぇ・・・
《お楽しみ抽選会の様子》
12時25分からお楽しみ抽選会(全員というわけではないですが棋力には全く関係なく運だけで豪華な賞品から粗品レベルのものまで当たる抽選会)を始めるのだが、これまた賞品の陳列場所からして今度は付き添いの方が大勢いる後方右側で行うことになり、竜の子戦の対局机を移動させたり椅子でバリケード(抽選が始まるとここでの仕切りが今泉四段と菅井七段なので大勢のこどもたちがどんどん迫ってくる)を作ってみたり人垣の防波堤をして乗り切るのですが一番盛り上がる時でもあった。
お楽しみ抽選会への呼び込み
殺到したので人垣で食い止めています(^_^;) 菅井・今泉両先生スタンバイ完了
本榧盤(2寸)は誰の手に???
→菅井七段の色紙が当たりました!
本日の特賞「2寸の本榧盤(駒台付)」は昇竜戦参加の男の子が当選されてました。しっかり活用して強くなってくださいね!
さてそろそろこのあたりから各クラスの大会の様子と結果写真を掲載していきます。
《こども大会竜王戦》
参加者32人中なんと21人が岡山県以外からの遠征組!キャンセル者がでたものの昇竜戦からそのキャンセル人数を上がってもらいました。成績のほうですがこのクラスの入賞者(1~3位)は全員県外組ばかり。
県外からの遠征者のレベル高いよね。特に今年は倉敷王将戦の翌日が菅井杯となっていたためその流れで申し込んでいた選手も多かった。参加者の県を見ると神奈川、愛知、福岡、大分、福井など遠方の参加者が目立つ大会だった。
さて津山キッズの活躍ぶりは?というと・・・
1回戦の様子
白石くん(初段)は1回戦でいきなり鳥取県小学生トップクラスのS根くんとあたり負け。続いて2回戦は岡山市のN村くんとあたり勝ち!さらに3回戦、香川県のN尾くんと対戦、彼もかなりの実力者だがここにも勝って2-1。4回戦は岡山市のE徳くんと対戦、これは負け。2-2で迎えた最終戦、相手は岡山市の渡部くんでこれに勝って3-2と勝ち越し。別に勝ち越したからと言って何があるわけでもないが1つ1つの目の前の将棋を一生懸命考えて指す姿
がさらに成長を呼んでいるようだ。
表彰式 たくさんもらっていますね
竜王戦上位入賞者と菅井七段 竜王戦敢闘賞の選手と菅井七段
竜王戦対戦成績表
《こども大会昇竜戦》
岡山県勢が圧倒的に多くを占めていたが、なかには全国大会参加経験のある子もいて上位から下位までかなり差があるように思えたのだが・・・結果は?
広島の女の子も強かった
パラマストーナメント1回戦 同パラマストーナメント決勝戦の様子
津山キッズからは遠藤くん(4級)、寺岡くん(5級)が参加。遠藤くんは本人もびっくりするほどの活躍で初戦から4連勝しほかの4連勝者2人とパラマストーナメントへ。くじの結果篠原くん(倉敷王将低学年倉敷市代表)とT1回戦を戦うことに・・・。なんとこれもまた勝ってしまった。ここまで来ると誰でもあの二文字を意識するものでそこに落とし穴があるものだ。
決勝戦は岡山市の小田くんと。序盤から目を離している隙にかなりの非勢になっているではないか・・・。結局挽回できず準優勝にとどまった。この悔しさをバネにさらに飛躍してほしいところ。
寺岡くんは勝ったり負けたりで3-2に終わった。力はあるのだけれど最近やや練習不足が原因しているようだ。
表彰式 何やらたくさんもらっています^^
昇竜戦上位入賞者と菅井七段 昇竜戦敢闘賞の選手と菅井七段
《こども大会竜の子戦》
このクラスは岡山県内の子どもの初心・初級者の育成を目的としている。
津山キッズからは都守くん(13級)、鈴木くん(15級)、野田くん(22級)の3人が参加。
みんなそこそこやってくれるとは思っていたのだが、都守くんがやってくれました!5-0で優勝。ここまでやるとは・・・。
また鈴木くんも途中3回戦で栗元くん(2位)に負けたもののあとを踏ん張って4-1、敢闘賞ゲット。
野田くんは敢闘賞に後一歩だったが3-2と勝ち越しを決めてくれた。こども大会に出場した6人それぞれの立ち位置でよくがんばれた大会だったと思います。
竜の子戦の決勝戦
表彰式 たくさんもらいましたね、落とすなよ^^
竜の子戦上位3人と菅井七段 竜の子戦敢闘賞の授与
《指導対局の様子》
③に続く・・・