8月11日(日)岡山市の山陽新聞社本社9階において第4回菅井竜也杯将棋大会が開催された。
前回まで一般将棋大会とこども将棋大会は別の日に行われていたが同時開催は今回がはじめてであった。当初、山陽新聞社様のご好意により大会議室を大会会場としてご提供うけることになり、前回までのように参加者の方にご不便をおかけするようなことはないだろうと役員一同、だれもが安易に考えていたが、7月にはいって参加希望者がうなぎ上り?状態となり一週間前には220人を突破(前回参加者215人)、会場の定員数300人を超える勢いとなった。裏話だがこのあたりで役員間でこれ以上このペースで増えたらどうしよう。積極的なPRを抑えようとかの声も・・・。これも会員の大会に対する熱意、そして菅井5段の今季の活躍ぶりや普段の普及活動など様々な事由が相まっての事だったと思います。最終〆切日段階で323名という西日本の将棋大会では稀に見るビッグな将棋大会となった。関係者各位に対し敬意を表します。
かくいう私も大会当日は朝5時30分に竜棋会事務局長のお宅に到着、朝の準備をし7時35分ごろに菅井五段、事務局長とともに会場入りした。すでに竜棋会会長、幹事長らを含む10人以上の方が待ち構えておられこの大会にかける意気込みが伝わってきた。
9時ごろには次々と参加者も詰めかけるようになり受付の9時30分も前倒しでおこなわれました。まず参加者の方が入ってきてどこで受付をするのか迷う(一般大会受付が衝立の裏側)ので不定玉は9階入り口でエレベータをあがってこられた方に毎回アナウンス。9時50分ごろには広い会場も寿司詰め状態となった。この大会、子どもさんも多く参加していて、その付添い、保護者を入れるとなんと500人以上が入場したようである。新聞社の方も過去この会場では幾度となく将棋大会をやってきたがこれほどの人数が入ったのは初めて、とのことだった。
大会に先立ち開会式を行ったが間に衝立をしていたため後ろ半分の方は開会式は参加できなかったのではないかとおもった。・・・・でもやるしかない。
冒頭、竜棋会会長、菅井五段の挨拶にはじまり、中村大山名人記念館館長補佐の祝辞、同大会共催となった山陽新聞社営業局の林部長の挨拶がありその後竜棋会の塚本氏から競技説明、最後に同会幹事の森川より補足と注意事項についてお願いをさせていただいてから、各クラスへ分散し対局に入った。
一番後方より角度を変えて撮ったがどっちを向いても満員御礼でした
こちらは真ん中より入口側を撮ったもの
各クラスの結果は以下のとおり(敬称略)
《一般戦S級》 48名参加
優 勝 長森 優作 (兵庫県)
準優勝 松本 憲太郎 (岡山県)
第三位 松井 洋二郎 (岡山県)
第四位 狩山 幹生 (岡山県)
ソーキ4-1(6位タイ)
優 勝 重藤 大輝 (香川県)
準優勝 畑 賢治 (大阪府)
第三位 三好 健斗 (香川県)
第四位 高木 昌治 (岡山県)
優 勝 小椋 清明 (岡山市)
準優勝 狩屋 祐史 (岡山市)
第三位 川本 遥 (香川県)
第四位 塩崎 明 (岡山県)
《こども竜王戦》24名参加
優 勝 橋本 貫汰 (兵庫県)
準優勝 山根 陽 (島根県)
第三位 有吉 史登 (香川県)
第四位 本田 知里 (島根県)
リョーヤ2-3
コーシ3-2
リョーガ3-2
優 勝 岸本 昌也 (大阪府)
準優勝 宮瀬 賢信 (広島県)
第三位 荒木 孝介 (岡山市)
第四位 横谷 篤飛 (奈良県)
《こども竜の子戦》 45名参加
シモクン3-2
ユーキ3-2 カナト3-2
レイジ4-1 マナチャン4-1
ケイタ3-2
優 勝 佐藤 一樹 (岡山市)
準優勝 大谷 友祐 (岡山市)
第三位 斎藤 輝弘 (倉敷市)
第四位 若狭 伶奈 (倉敷市)
本日の裏方を務めていただいたスタッフのみなさんです。参加人数が多かっただけに対戦相手の組合わせから選手呼び出し・スイス式Tの点数計算も大変だったと思います。ご苦労様でした。
S級担当スタッフ A級担当スタッフ
B級担当スタッフ 竜王戦担当スタッフ
昇竜戦担当スタッフ 竜の子戦担当スタッフ
イノカワさんもカメラを置いて奮戦 山陽新聞社取材に応えるK口事務局長
~お楽しみ抽選会の様子~
とにかく会場が人数の割に狭く、こども大会の空きスペースで行った(本来は壇上でやるのだろうけど)
それゆえ、あまり目立たなかったのだがそれでもこどもtらちの垣根に埋もれそうだった(汗)
プロの色紙、菅井ノートなどの書籍、扇子、掘り駒、特賞は川口碁盤店提供の2寸本かや(1枚板)で買えば数万円するような代物だった。そのハエある賞に輝いたのは倉敷市の女の子だった。(うらやましい~~~)
~指導対局の様子~
参加人数が奇数組となった竜の子クラスで空番の子をやさしく指導する今泉アマ
指導対局は希望者先着50名までのこどもが対象で全対局が終わった子どもから順に行われた。
指導に当たったのはもちろん菅井竜也五段の九面指し!そしてアマ日本一を何度も経験している今泉アマ七段の六面指し。(途中で今泉さんは竜王戦大盤解説の解説をするためタガシラ元岡山県名人にバトンタッチ)
~竜王戦決勝戦大盤解説実況中継~(解説:今泉さん、聞き手:不定玉
棋譜再現:M・ラククン 読上げアラチャン先生、記録マルチャン先生
下記もどうぞご覧になってください!