ドラマ小説「成長のベースはサッカー」第21話 | GKコーチ健太の日々挑戦!

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第21話「1年生、夏の金沢遠征」

1年生の時の夏の金沢遠征はもちろんバスでの移動。高校の宿泊施設に前日集まり、仮眠を取り夜の12時に出発。

当時はマネージャーは3年生のプレイングマネージャーで、お金の管理、スケジュール管理もされていました。当時はETCがなかった為、現金の支払いは運転席の後ろに座るマネージャーが全て対応。

監督が運転をしてくださり、マネージャーも一睡もせず、話し相手と支払い対応。ただただすごい…

石川県に到着して
金沢星稜高校のグラウンドなどで試合をさせてもらいました。

初日の対戦相手は強豪国見高校。坊主対決は
ウォーミングアップの時のブラジル体操の声の大きさで戦いは始まっていました。ガーン

当時U17日本代表などに入っていた船越選手や名の知れた選手ばかり。この試合は先輩たちが戦っているのを荷物番をしながらみていた記憶があります。

試合は0-3で敗れたのですが、勝った国見がなぜか罰走をさせられていました。(目標得点に達しなかったのでしょう)

負けた僕たちはそれをみて走らずにはいられない空気になり、国見より長い距離を自ら走ることに…なんなんだこの雰囲気は…ガーン一年生1人だけの恐ろしい遠征がスタートを切りました。

宿泊は金沢のユースホステル。
今でも忘れない2段ベット。それも思い出です。

初日の夜、全体ミーティング。
日中炎天下の中、3試合近く行った僕たちは疲労困憊。そんな中、硬い床の上で体育座り約2時間。ピクリとも動けない。お尻が痛かったのを覚えていますえーん

号令などをかけるキャプテンは全体の円の端で監督のすぐ横の位置に。

真ん中あたりで座っている僕はキャプテンを見ると…疲れもありウトウト…滝汗

それが発覚して監督は大激怒。
ミーティング中止に。お尻が痛くて限界に来ていた僕自身も少しホッとしたり、焦ったり…汗

翌日の夜のミーティング。
キャプテンはすごい対策を練っていました。

両人差し指にサロメチールを塗り、
監督が部屋に来られたギリギリのタイミングで両まぶたにシュッと眠気対策で塗り一か八かのミーティングスタート。

昨日と同じポジションからよーく見てみると…

目がヒリヒリして開かなくなっており、逆に一生懸命、目を開けようとしているキャプテンを見て監督と正面に向かって座る僕は笑いをこらえることでいっぱいいっぱいでした。その時…

またもや目を閉じている(開けれない)キャプテンをみた監督は大激怒してミーティング中止。爆笑

二日連続でミーティングが中止になったのは3年間でこの時だけでしたね。ニヤリ

強豪と強化のために、選手権に出るために選手のために7時間以上も運転をして石川に行くなどは、今の僕のルーツになっていると思います。ニコニコ

次回予告 第22話
「県下一走るチームだった💨」

お楽しみに〜ニコニコ