人手不足。特に若い労働力不足のやばさを肌身で感じる。20年経営してきてこれはレベルが違うなと

 

これが加速するのは規定路線なので、まずサービスを受けたくても受けれなくなり、客の間でサービスの取り合いになる。価格も上がっていく。でも高く払っても供給が不足してるからサービス受けられない。賃金は上がる。上がり続ける。

 

顧客と従業員のパワーバランスが変わる。お客様は神様ですから従業員は神様ですに変わる。

 

企業はいかに顧客満足度を上げるかから、従業員満足度を上げるかにシフトしない限り、労働力不足で商品やサービスを作れなくなる。企業レベルではなく業界として魅力がなければ若者に選んでもらえなくなる。

 

賃金上昇で若者は豊かになる。インフレになり金融資産が実質的に目減りし、若者は貧困で高齢者が裕福という図式が崩れだす。インフレなので既に持っている人=高齢者より、これから稼ぐ人=若者の方が経済的に有利な経済環境に近付いていく。若者の貧困が少子化の1つの原因と言われているので少子化に歯止めがかかる。時間はかかるが20年かけて労働力不足が調整されていく。

 

持っている人=資本収益よりも、稼ぐ人=労働収益の方が有利になるため高齢者もなるべくリタイヤ時期を遅らせるようになる。高齢者が労働市場に残る期間が長くなる。結果として年金受給時期が遅れ年金財政も持ち直す(実は現時点では年金機構の金融資産はまだ増え続けているのでまだ間に合う)

 

マクロとミクロが混ざってしまいややこしいけど、以上私の妄想でした。人手不足も悪くないかもよ。ただ経営者は経営の力点をこれまでと同じように考えるとまじでただじゃすまないくらいのレベル違いの変化を肌身で感じます。

 

以上、現場からでした。