体験留学二日目。竹パンを作りました。
中一、二はこの日も大会。朝6時にはセンターを出発しました。
竹パンとは、竹のパン…ではなく、竹に巻き付けて焼いたパンのこと。
キャンプの定番メニューで、棒巻きパン、棒パンなどさまざまな名称があります。
使ったものは、強力粉、お湯、塩、イースト菌、砂糖、バターです。
様々な作り方があるので卵をつかったり牛乳を使ったりもします。
まずは生地を作るところから。体験の子と留学生で班を作り、作業を進めました。
発酵させる必要があるので、生地ができたら、巻き付けるための竹を取りに行きました。
通学路の途中にある竹林で手ごろな竹を数本切りました。
切った竹は枝が邪魔なので枝を落とさなければいけません。
「私枝打ちしたいです!」「僕もやっていいですか?」
と枝打ちは人気の作業でした。
枝の根元を固い木で強打するときれいに枝が取れます。その瞬間の気持ちよさが人気の理由。
体験生と一緒に枝打ちをし、手ごろな長さに竹を切りました。
不要な部分は、道のわきに放ります。竹の枝を箒代わりにし、散らかった道路を掃除してからセンター前に戻りました。
発酵が進み、生地は最初よりも大きく成長していました。
二次発酵させるために再度こねて、待ち時間に火おこしをします。
※体験の子だけ顔を伏せてます。
おなじみのドラム缶の片方で火をおこし、火が大きくなったらもう片方に火を分けました。
二次発酵が終わったら竹にアルミホイルを巻き、その上から生地を巻きました。
強い熱で焼くと、表面黒焦げ、中は生になるので、じっくりと芯まで焼くのがコツです。焼けてくると生地がさらに膨張し、一面に焼き立てのパンのおいしそうなにおいが広がりました。体験留学の子の面接にやってきた大人も集まってきました。
昼食のカレーと一緒に食べる予定でしたが、おいしそうなにおいに耐え切れずに食べ始める子も。
上手に焼けて満面の笑み。彼は「ラケットのグリップを巻くように生地を巻いたのがよかった」と自慢げに言っていました。
この後は、昼食のカレーを食べて後片付けをしました。
留学生は体験留学の子が面接をするまでの待ち時間に一緒に遊んで過ごしました。
文責:有坂