駅前のオブジェの解体もほぼ終了、午前中には片付くかもね?
朝食は今日もこちらで、ソーセージ入りのクロワッサンとカプチーノを戴くことにします
今回の旅で唯一申し込んだガイド付きツアー " レオナル・ド・ダビンチの「最後の晩餐」鑑賞と市内の徒歩ツアー " に出掛けます
基本的にガイド付きのツアーに参加することはあまり無いのでずが、なかなかチケットが取れなくてあっても¥35,000とか戯けたものしかなかったのですがたまたまキャンセルがあったのでしょう時間がある毎に調べてやっと見つけたもので (英語のツアーですが)
「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」
集合場所には15分前に到着、、、点呼をとって
先ずはこの奥のカウンターで入場券を受け取るのですがパスポートが必要になります、が、ホテルに置いたまま来ちまった?、、、スマホにあるパスポートの画像を見せて済みました、チケットが記名式なのでその確認が必要だったようで、良かった! (^^;
こちらの「旧ドメニコ派修道院」の食堂の壁に「最後の晩餐」が描かれているのですが鑑賞時間は一回30人で15分と決められています、入室するまでには自動ドアと自動ドアに囲まれた大きな風除室みたいなスペースで待たされて前のグループが進んで居なくなると自動ドアが開いて次のグループが進めます、それを数回重ねてやっと絵のある部屋に入ることが出来ます
大きさは幅9.1メートル、縦4.2メートル完成まで約3年掛かりほとんどの作品が未完といわれるレオナルドの絵画の中で数少ない完成した作品の一つとして知られ最も損傷が激しい絵画としても知られていますが逆に遅筆で有名なレオナルドが3年でこの作品を完成しているのは彼にしては速いペースで作業を行ったとも解釈できます
完全に乾いた壁にテンペラ画の技法で描いたのですがテンペラや油絵は温度や湿度の変化に弱いため壁画には向いていません、結果的にこの方法は失敗、湿度の高い気候も手伝って激しい侵食と損傷を受ける結果となり壁画完成から20年足らずしてレオナルドが存命中であった1510年には目に見えるほどの顔料の剥離が起きていたようです
イエスと12人の使徒による「最後の晩餐」が最も多く描かれて来たモチーフでその構図はイエスを中心にテーブルを囲むか、裏切り者のユダだけを1人孤立させるかが暗黙のルールでした、しかしレオナルドは一列に並べて描きました、それはまだ聖人になっていない人としての表情や感情を表現したかったのではないかと思われその証拠にに聖人を描く時の光輪が無いのです?・・・
この絵の中央に居るのがユダで手にはイエスを裏切って得たお金の袋を握りしめています
【昔〜しの、" 美の巨人たち " から】
この絵を描くにあたり正確な構図にするためイエスの右のコメカミあたりに釘を打った跡があり、そこから糸を張って描いたとされています
画面を6分割して中央にイエスその両脇に3人ずつを三角形の中に納めたシンメトリー
そして中央のイエスも三角形の中に収まっています
これがレオナルドが他の「最後の晩餐」の作者との違いを表現したかったのでは?・・・
「最後の晩餐」の対面にある絵
「スフォルツェスコ城」、今日の午後改めて来るのでさらっと!・・・
この紋章、アルファロメオに似てる?
「ダンデ通り」をドゥオーモに向かって歩きます
「コルドゥジオ広場」
レトロ感溢れる路面電車が素敵でたまりません、絶対に乗ろッ!