朝起きて、先ずは3日間使える地下鉄とバスとトラムの乗り放題のチケットをネットで購入、8回以上乗ればお得になります



利用する時は「Show QR」をタッチしてQRコードを表示して改札口でタッチするとゲートが開きます



ただしこのQRコードをスクショしても実際には両脇の緑の部分がゆっくりと点滅して不正使用出来ないようになっています、なので改札でタッチしてもワンテンポ遅れてゲートが開くので行列が出来ます (笑)



と、いうことで出掛けますが今にも降り出しそうな雲行きなのでホテルの目の前にある駅までの地下道を確認しておきます



ほとんど人のいない長〜い地下道、夜はちょっと怖いかも?



ここがちょうど駅舎に入った辺りなのでもう少し先かなぁ、行ってみます!



そしてちょうど良い所で地上に出ました、、、昨日見たドーナツが美味しそうだったので朝食はこの店のドーナツにします、、、1コ!





では、地下鉄の駅へ




ドゥオーモ駅に到着



地上に出ると目の前にそびえ立つ「ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)」の姿が!、1386年に着工し約500年の歳月を経て1813年に完成したとされていて何度も戦争などにより工事も中断したそうですが、この大聖堂の竣工式を行ったのは当時破竹の勢いでヨーロッパ全土を侵攻していたナポレオンと言われています


大聖堂を設計したのは多くの建築家の合作とされており、メインとして名が上がるのは、北イタリア ミラノ及びその近郊で多大な影響を与えたジョバンニ・アントニオ・アマデオとされていますが彼が描いた設計図には特徴的な135本の尖塔がなかったようで現在のデザインは後から追加されたものとされています





間近で見るとその存在感に圧倒されます、ファサードで使われている大理石はマッジョーレ湖近くの採掘場で採れたもので水路を使って大聖堂近くの港まで運ばれました、大聖堂の大きさは幅93メートル、奥行き158メートル、高さが108メートルで内部の面積が11,700平方メートル(東京ドームの1/4)で世界最大級のゴシック建築として知られていて約3,500体の聖書の人物や聖人それに預言者の彫刻があり建物との融合は圧倒的な美しさがあります





こうして見ると、外壁の彫刻の数にはほんと驚きです






事前に予約していた屋上テラスに昇れるチケットに指定されている入口が建物右手奥のこの場所、時間になったのでチケットを見せて入ろうとしたらエレベーターのチケットがないと入れないと言われ、どうすれば良いのか聞くとチケットセンターでエレベーターのチケットを買うようにって



エレベーターに関してのアナウンスは何処にも書いてなかったし、結局並ぶんじゃ事前にチケットを買った意味無いじゃん!、って怒りながら30分並んでチケットをゲット、、、手荷物検査を受けてエレベーターで屋上へ



当初からこの屋上を見せる為に設計されたんだろうな?、(19世紀から一般公開されるようになったとのこと)とにかくここまで手を掛けて造っていることに驚きました






「カレッリの尖塔」1395〜1404年にかけて制作された最も古いもので「矛槍を手にする聖ジョルジュ」です




足場が掛かっているのもなかなか見れないのでそれも良いか?、一部分だし




200年以上前に建てられたこの大聖堂、この高さの外壁にある彫刻や装飾はどうやって造ったのか?







この面白い装飾、空想上の動物をモチーフにした「ガーゴイル」と呼ばれる排水口で150体あるそうです、でもこれはどうみても腕を組んでる(自分の首を絞めてる)人にしか見えないかも? (笑)



ここを先に進むと一番高い屋上テラスに行きます





ゴシック建築に多く見られる「フライング・バットレス」斜めの柱or梁に見える部分、この工法が考えられる以前の建築では強度的に壁を厚くせざるを得ずステンドグラスをはめ込む事は不可能でした






テラスというよりほぼ屋根?、で、中央部分と端の部分が歩きやすいように平坦になっています、そして多くの尖塔が並びその数は全部で135本あり上部の彫像は全て異なり








大聖堂の頂上には重さ1トンもあるという金のマリア像が君臨し大聖堂建設が始まってからこのマリア像の高さ108メートルというのがミラノの建築物の最高高さの限度であり、それは近代化が始まる1950年代まで頑なに守られていたそうです




降りる行列・・・



下りは全て階段になります、ぐるぐる廻って降りるのでちとクラクラしてきます (笑)




聖堂内のチケットも購入してあったのでそのまま内部へ、そうでない人はそのまま外へ出ます、、、まず最初に見えるのが「聖ジョヴァンニ・ボーノの祭壇」大きなステンドグラスと迫力ある彫刻に圧倒されます


18世紀初頭に造られたこの礼拝堂には7世紀のミラノ司教「ジョバンニ・ボーノ」が祭られていますが中央の像は自身ではなく、6世紀に

ミラノ司教たちをジェノバから帰還させたとされる聖人の像です





とにかく大きい!、天井も高くて息を呑むほど



「聖バルトロメオ像」




主祭壇の左右には金メッキされた枠の中にパイプオルガンがそれぞれ置かれていて1938年に復元され15,500本のパイプを持つ世界でドイツの「聖シュテファン大聖堂」に次いで2番目に大きいものです





主祭壇の後ろにある後陣のステンドグラスは3ケ所あります、大きくてその一枚一枚に描かれている絵の背景を想像するとずっと見て居られます、これは右側のもので「新約聖書」の物語りを描いています、そして左側には「旧約聖書」中央には「黙示録」が描かれています





中央の身廊と左右それぞれ2つ、計5つの身廊があり中央の身廊の高さは45メートルあり他の身廊よりもわずかに高く長さは100メートルあります、最大で4万人を収容出来るようです





天井はゴシック建築特有の交差リブヴォールトと尖頭アーチで支えられ柱頭のニッチには聖人や殉教者たちの彫刻が並びます












どうしても目についてしまう「懺悔の部屋」



名残惜しい気もするのですが大聖堂を後にして、「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」に来ました、改めて来るので写真は少なめです




アーケードを抜けるとスカラ広場に出ます、ここには「レオナルド・ダ・ビンチ」の像があります



雨も本降りになって来たのでホテルに戻ることにします





駅を出てそのままスーパーに買い出しに行きます








やっぱりピザが食べたかったのでテイクアウトのこちらの店で買って戻ります




生ハムとパンで赤ワインをチビチビと (^^;




明日は雨なのでゆっくり飲むことにします・・・