ジェノバは、イタリア北西部の地中海に面したヴェネツィアと肩を並べる最大の湾港都市で中世には強大な海洋国家として繁栄した歴史を持ちかの有名なコロンブスもジェノバの出身です


それではジェノバの街を歩いてみることにします、この通りは一方通行でバスも通ります





そしてちょっとしたスペース?では当然ですが昼から飲んで盛り上がっています




歩いて行くと細い脇道があちこちに、平坦な脇道はほとんどなく山側に上るか海側に下って行くかになります





さらに歩いて行くと突然現れるのが「サンティッシマ アヌンツィアータ教会」、神殿を思わせる太い円柱に2つの鐘楼に贅を尽くしたファサードが美しい教会です



中に入ってまず驚くのは天井付近の装飾、天井画を縁取るようにびっしりと金で埋めつくされていて描かれているのはイエスさまや聖母マリアに関する宗教画だそうです



この天井画はジョヴァンニ・バッティスタ・カルローネの作品で兄弟で画家だったので市内の世界遺産でも2人の共演を見ることが出来るようです



「クーポラ」まるで万華鏡を見ているようで聖母マリアが天に召されるシーン(聖母被昇天)が壮大なスケールで描かれていてアンドレア・アルサンドの傑作と言われていて死の直前まで描き続けた遺作だそうです



教会の方から戴きました



額の中にあるのは絵ではなくて模型です、他の教会でも幾度か見ました





中央の祭壇周辺は白基調のシンプルなイメージで華やかな天井とのギャップがあって何となく見ていて落ち着きます







教会を出て少し歩くと先にはトンネルがありますがその手前を右に曲がると



世界遺産の「ガルバルディ通り」になります


2006年に世界遺産に登録されたガリバルディ通りには、赤の宮殿や白の宮殿などジェノバ最盛期にあたる16〜17世紀頃の建物が並んで華麗な建物を見ることができます



16世紀に金融業で繁栄し世界中から訪れる来賓用の迎賓館を用意するため富裕貴族層の暮らす豪華な館や大邸宅を厳選しロッリと呼ばれるリストに登録して国家の来賓の宿泊先として法で制定しました、その大邸宅群がこの通り建ち並びます




この建物は「赤の宮殿」、向かいの建物は「白の宮殿」ですが工事で工事中で外観が見えません



そしてブックストアーでチケットを購入して「白の宮殿」に入って見ます、広いスペースを使って絵画が飾られています、、、その数は結構多いのでさっと見ても廻るのが結構大変でした











中庭からは「赤の宮殿」の正面が見れます



ここからは白の宮殿と繋がる「ドーリア・トゥルシ宮殿」になります


こちらでは彫刻の展示もあります、マグダラのマリア?




ここで恰幅の良い監視員の方から「バイオリンの部屋にある扉の先に行きな?」的なことを言われたのでまずはこの部屋を出て先に進んで行くと、、、バイオリンが展示されています、これか〜!、、、と、見て部屋を出て先に進みます




こちらの建物は「ドーリア・トゥルシ宮殿」、現在は市庁舎としても使われています



階段を途中まで降りて行くと、いきなりさっきの監視員の方が追いかけて来て大声で戻って来いと手招き?(笑)、階段を登って戻るとさっき言われたことと同じことを??、、、



先ほどのバイオリンの部屋の奥をよく見ると重厚な扉が?、これかなぁ?開けて良いのかなぁ?恐る恐る開けるとシーンとした他の部屋とは明らかに雰囲気が違う中にバイオリンが2つ、、、



このバイオリン「カノン(Cannone)」と言う名器らしい、1743年グァルネリ・デル・ジェスが亡くなる前年の作で、パガニーニは1802年にフランス人のパトロンからこのバイオリンをプレゼントされたとのことです



そしてこちらのバイオリン、パガニーニがパリの修復師に修理に出した際その修復師が作ってくれたコピーだそうです



「カノン」を使ってのバイオリン協奏曲は著作権違反でアップ出来ませんでした (^^;



音のない動画ですが・・・



誰も居なかったのに、だんだんと人が増えて来たので部屋を出ます、、、



監視員の方に改めてお礼を言うと満面の笑顔でとても満足そうでした、私も!


ドーリア・トゥルシ宮殿の外観