いよいよ本番がやった来た。
なのに、なんか調整が微妙。
まずは、右足のふくらはぎの痛みは結局抜けず。
左足首下の重さも抜けず。
更に、芝生の手入れなどを最近やってしまったせいで腰が痛い。
さらにさらに、その作業中に結構足を使った。
そして極めつけは前日にモールフィルに行ってかなり歩いてしまった。
結構足に来た感じ。
朝は普通にパン食べて、
昼はモールフィルで大盛うどんを食べて、
夜は3時半くらいに家でも うどんを二玉。
さて、6時には床についたのだが、、、全然寝れない。
最後の記憶では9時は過ぎていたような。。。
ちょっと緊張しちゃったかな。ドキドキして、これじゃ寝れんよな。
そして事件。
0:45にセットしなければいけなかったアラームなのに、12:45にしてしまって
寝過ごした!気づいたのが1:16。本当に奇跡。。。
とりあえず、早急に着替えて岡村さんと合流。
そして、仙豆を忘れてまた引き返す。
かなりバタバタ。
さて、岡村さんは仕事で寝ずに来ているので、行きは寝ていただくことに。
順調に運転して、1時間半くらいで到着。
しかしコニファーフォレスト駐車場を発見できず。
コンビニ寄って、むしろラッキーだったけど、そのあと目的地に到着して問題なし。
バスに乗って会場へ。
とりあえず寒さはそれほどではないので、ウィンドブレーカーは着ず、
100均のレインコートで。
最後のトイレに行きたくなり、かなり並んだけど用を足す。
さて、いよいよスタート。
ワクワクドキドキ。
そして、かなり眠いけど、体力は持つのか。
更に、俺の足は今日はもつのか。膝は大丈夫か。
スタート!
走り出しはそんなに問題ないかな。
景色を堪能しながら走っていく。
樹海のいい景色が広がっている。
youtubeで見ていたより朝は暗くなく、ライトが必要な感じはなし。
良かった持ってこなくて。
最初のエイド。5km地点くらい。
この時の自分の調子はどうだったかな。問題なかったのかな。
というのも、この日はかなり早い段階から足が重くて、
そして、胃腸も調子が悪くて、かなり気分的に良くなかった。
左足首の下の様子は最悪。思いを通り越して痛いに近い。
右ふくらはぎもスタートから気になる感じ。
どうしたものか。
山中湖あたりは岡村さんとお話をしながらのんびり進む。
岡村さんが途中から調子が上がってきて、エイドを割と早めに通過する感じに。
自分はキロ6分中盤くらいというゆっくりペースにもかかわらず結構つらい。
どうしちゃったんだろう。。。
山中湖一周はいろいろと見ながら、楽しくはいけたかな。
20kmくらいを通過。
すでに足が重い。。。
ここから河口湖へ。
たしか40km過ぎくらいでようやく河口湖だったはず。すごいよな。。。
自分は全然調子が上がらず、それを口にしてしまうほど。
そんなことを言ってもいいことなんて何もないのに。
なんとなく眠さで溝とかに落ちたらどうしようか心配するくらい調子がよくない。
相変わらずエイドの固形物を食べたい気分にはならず。
ジェルは10km毎くらいには1本摂取。
40km手前のエイドで岡村さんが痛みが出ているということで、別々に行くことに。
自分も決して調子はよくないが、その直前ののぼりで、やはり差が出たかな。
別れ際に岡村さんからもらった薬がその後の自分の調子を変えるとは。。。(笑)
40kmのところから一気に2km下っていく坂。
河口湖に向かって下る。
ここで結構好調に走れるように。
何故か気持ちも体も、気づいたら胃腸も良くなっていた。
このあたりで湘南国際のTシャツの若い男子が話しかけてくれた。
ウルトラは3回目。
いろいろ話して結構気分は晴れた感じ。
かなり天気も良くなってきて、気持ちいい。
そのあとのエイドで頭から水をかけてもらって、気持ちいい―!佐渡トライアスロンを思い出す。
エイドでもおにぎりも食べられるようになったし、胃腸も完全回復。
ちゃんと10km毎のジェルも飲めているし。
順調に走り続けて、河口湖。
大橋を渡って、片側をずっと走る。ともかく長い。河口湖はでかい!
本当にでかい。いつまでたっても河口湖。
何度も何度もエイドを超えて、河口湖ですでに50kmを終了。
そういえば、45km地点で家族に電話。
こういう時間はロングのだいご味だな。
ラン仲間ともLineでやり取りしながら疲れを吹き飛ばす。
次は西湖。
足はかなり重たいし、痛みに近い感じではあるけど、
走れている。あまり気にならなくなった。
そう、気にしなければいいのか???(笑)かなり調子が上がってきた気がする。
山中湖が標高高く、河口湖は低く、また西湖は高いのだろう。
河口湖から西湖に向かって、とんでもない坂を上る。
この坂から、私は上りを走るのをやめました。
その代わり、平坦と下りはちゃんと走ります。となぜか決め事を作った。
西湖に向かう坂はALL歩き。
そして西湖到着。
やはり西湖はいいなぁ。自然な感じというか、森の中という感じというか、
山中、河口と違って栄えていない。
上り以外はちゃんと走り続け、吉田うどんを食べて、、、でもあまり好きじゃないかも。。。
このあたりで60kmを超えたかな。
家族に電話するがここはつながらず。
西湖も結構長かったかな、でも河口湖と比べたら。
いろいろキャンプ場とか見ながら進んでいく。
そして、いよいよ最後の湖、精進湖。
ここは一周。
小さいとは聞いてはいたが、、、一周するとなると意外とでかい。
そして、こんな小さな湖だけど、いろいろと旅館があったりいい雰囲気のところもあり。
結構いいかも、と思った。
71kmの関門通過。
いよいよ関門を意識しだす。1時間しか余裕なし。
え!そんなもんなの!?
次の関門をしっかりとチェック。
なんとか1hくらいは余裕をもっていきたい。
さて、西湖に戻る。ここで一回家族に電話。
コーラとカステラを食べております。
さぁ残り30km。いけそうな気もするが、普通に考えるとかなり長いぞ。
しかも70km走った後の状態。
西湖へ向かう橋はなかなかすごかった。行きは下りだったようで、
帰りはかなり長い上り。
ここもがっつり歩く。
岡村さんが走ってきたので、ちょっと走って挨拶。
岡村さんはちょっとゴールが厳しいかも、と。
引き続き歩いていく。
しかし、平坦になったらちゃんと走る。これだけはお約束。
西湖について、さっきとは逆側を走る。
こっちものんびりとして樹海の中、という感じですごくよい。
そして、ここでまたお話できる人発見。
すでにガーミンの充電が終わって、GPS機能が使えないので、
今何キロまで行っているか聞いてみた。
かなり長い距離後ろについてきていた人。
84kmとのこと。
あぁ、85km行っているかと思ったのに、残念。
そのあと、いろいろお話をさせてもらった。
その人もウルトラを主戦場としている人。
経験豊富な感じ。
ゆっくりではあるけどいつまででも走れる人なんだろうな。
118kmもチャレンジするとのこと。すごい。
かなりつらい時間帯だったから、一緒におしゃべりしながら話せてすごくよかった。
西湖から河口湖に向かう劇坂の途中のエイドで一旦お別れ。
もうちょっと話したかったけど、また会えるかな。
さて、次のエイドは吉田うどんがあったけど、ちょっと食べる気がしなくてここはパス。
でもここから、座れるところで、少し座ることに。
ラン中のストレッチとかも知らないから、余計なことはせず、ただひたすら歩いて走って。
平坦と下りは走る、というのだけは最後まで継続。
河口湖は帰りはそこまで長く感じなかった。
こっち再度はおしゃれな場所が多くて見ているだけでもいい気分。花もキレイ。
残り10kmというところで、最後の10キロくらいはいつもの走りをしたいと思い、
ちょっとフォアフットを意識して、というより一番自分が慣れている走りにしようと思ったが、、、
1kmも持たなかったのではないか。すぐ撃沈。
でも95kmまではしばらく走り続ける。
結構頑張れたと思う。
雨が降ってきた。
大したことはなさそうだが、さっさとカッパを着る。これは結果的には正解。
というのも、もうこの後くる劇坂は走らない。だから濡れない方がいい。
という早めの判断。さっさときて、坂を歩く。
残りたった5km。絶対達成できると確信。
しかし最後は劇坂2km。と思っていたが、先ほどのランナーに5kmはあると聞いて、
そうか、下ってきたのは2kmでも、そのさらに先があったんだと。
最後の5kmは今までのラン人生の中でも最悪の5km。
ものすごい上り坂。
最後の5kmなんだから走ってもいいだけど、さすがに足がない。
数キロは歩こう。
これを全部走ったら、急がば回れかもしれない。
ともかく割り切って歩く。
というのも絶対時間は間に合うから。
全く問題ない。
でも、、、4km近く続く上り坂は、びっくりするくらいつらい。
歩いているのに、こんなにつらいのか。
雨も強くなり、ちょっと寒くなってきた。
歩くと1kmはとてつもなく長い。全然次の標識が来ない。
永遠と歩く。上る。上る。
走っている人も稀にいるが、皆歩いている。
やたら早い歩きの人もいる。どうしてそうなる?山登りする人なのか。
上って上って残り1.5kmくらい。
さすがに最後くらい走れ、と思ったが、走れない。
走っても歩いても変わらないくらいにしか走れない。
完全に足が終わった。
寒くて手も震える。
カッパをしまって、アームカバーを出してつける。
寒い。手が震える。
これはエネルギー切れか?エイドを飛ばしたのが誤算。
5kmで1hもかかるとは思っていなかった。
最後の最後、全然走れない。
ようやく走ったのはゴールが見えてきた200mくらいか。
よちよち歩き。こんなの見られたくないけど、これが現実。
63kmの人たちは残り1分です。急いで!とか言われていたけど、
もしそれが自分だったら急げていたのだろうか。。。
どうしても足が出ない。
でももういい。ゆっくりでもいい。
ゴールできた。
ゲートをくぐる。テープを切る。
自然と手が上がった。
うれしい。辛かったけどゴールできた。
佐渡島に匹敵する嬉しさ。辛かった。
本当につらかった。
スタートの調子の悪さからの復活。
そのあとの惰性タイム。この惰性タイムが最高。
そして、最後の坂。
一生忘れないだろう、この坂。
さすがにちょっと半泣きになって、メダルをもらう。
ありがとうもうまく言えず。。。
ともかく最高のゴールを迎えることができた。
そのあと食べた豚汁の旨いこと旨いこと。
おいしくないのに旨い(笑)
寒くて風邪ひきそうだったので、一瞬で着替えて、やることやって帰る。
本当にすごいスピードで帰ったと思う。
本当に疲れた!
でも最高だった。