土曜日は、宮城会師範昇格講習会でした!


{B35B60A0-931B-4676-B17C-94D0268C29C0}


①午前はお三味線『萩の露』
森先生がご指導してくださいました。
唄付けも難しい曲でしたし、手事も高ツボがいっぱいで難しい曲でしたが、先生ご指導のもと沢山お勉強させて頂きましたキラキラ
助手の先生がお箏を弾いてくださり、最後には箏と三味線で合奏いたしました。
(箏の音色もとっても綺麗でうっとりでした)




②午後はご宗家のご指導のもと、
『春の海』でした。
何度も何度も色々な場面で演奏してきた『春の海』
でも、ご宗家直伝の『春の海』はやっぱり違いました。
新しくまた沢山学ばせて頂きました!
ご宗家から『春の海』をご指導いただき、
とっても嬉しく、幸せな時間でしたキラキラ
 


③それから、次は箏で同じくご宗家のご指導のもと、
『さしそう光』
本手と替手両方を演奏いたしました。
この曲、本当に本当に好きな曲になりましたキラキラ

【両陛下結婚十周年 皇太子殿下御誕生奉祝音楽会】
(昭和天皇の結婚十周年、現天皇陛下の御誕生)
のために、宮城道雄先生が作曲なさった曲なのですね。 

唄付けも「喜びの声は満ちたり〜」からはじまり本当に素敵ですし、曲中に『君が代』のメロディがあり、
(なんて粋で素敵な曲なんだろう)と思っておりましたし、なるほど〜こういう事だったんだ✨
と改めてこの曲が大好きになりましたおねがい



④そして、実技が終わると一般常識として、
宮城道雄先生についても学ばせて頂きました。



宮城道雄の生い立ち。
目が不自由なことから小学校に通う事ができず、その時に箏の道で生きることを決め、二代目中島検校に弟子入り。
本当に大変な幼少時代を過ごし、4歳の時に両親の離婚、失明、家の借金、朝鮮で父の重症などを経て、事業のため先に渡っていた父のいる朝鮮へ渡り異国の地で12歳で箏、尺八で生計をたて家族を支え、14歳で『水の変態』を作曲し伊藤博文の前で演奏。



そこから本当に多くの曲を世に送り出し、
当時は、邦楽関係者よりも洋楽関係者に多く支持をされていて、あの時代に洋楽の要素を取り入れていた宮城道雄の曲は【新日本音楽】と呼ばれていたそうです。



師範になる方には宮城道雄先生のご意思を継いで、
芸と向き合っていって欲しいとのお言葉を頂きました。



私は、まだまだ未熟者ですが、
そのような存在に近づけるよう、
宮城道雄先生のように伝統を守りながら、
そして時代の流れと共に新しいものを取り入れながら、箏と向き合って生きていけたら良いなぁと思いましたおねがい



私は宮城会に所属しているからという事は勿論なのですが、本当に宮城道雄作品が大好きで、宮城道雄作品のファンなので、これからも大好きな曲を大切にいっぱい演奏していきたいと思いますキラキラ


そして、お箏が大好きですリボン