もいわぱんじゅう ぱんじゅう
突然ですが、ぱんじゅうと言うお菓子をご存知ですか。
以前、このブログでも本場三重県のぱんじゅうについて少しだけ触れたことが有るのですが、たい焼をうんとシンプルにしたようなお菓子です。 でも、その歴史は100年余とたい焼よりも古く、ひょっとするとこのぱんじゅうがたい焼誕生のきっかけになった可能性も有ると思います。
ぱんじゅうは、明治から大正にかけて全国的に広まったらしいのですが、現在まで生き残っているお店は、全国にパラパラと存在するだけの、絶滅危惧種のようなお菓子なんです(たい焼の影響も有ったかも)。
そんなぱんじゅうが、札幌にも生き残っていると知り、早速行ってみました。
そのお店は、もいわぱんじゅうというところ。
北海道で、ぱんじゅうと言うと小樽のお店が一番知られているのですが、札幌でも何軒か有ったそうです。 でも、現在も営業されているのは、こちらもいわぱんじゅうだけになってしまいました。
ぱんじゅうの鉄板自体は、あのたこ焼のものに似ていますが、たこ焼きのようにクルクル回転して焼いたりせず、最後に上から平たい鉄板を被せて更に焼き上げるので、半球形(ヘルメットか麦わら帽子のような感じ)に仕上がります(平たい鉄板を使わないお店も有り)。
お店では、ぱんじゅうが焼き上がるまでの間、凄く気さくなおばさん(オーナー)とぱんじゅう談義に花が咲いて、とても楽しかったです。
もいわぱんじゅうでは、小豆こし餡とクリーム、それにマヨネーズ入りソーセージも有るらしいのですが、こちらは今回注文するの忘れました(今度買ってみよ)。
こちらのぱんじゅうは、本場三重のものより一回り大型で、生地も少し違う感じ。 カステラっぽさが薄れ、表面のパリッとした食感がとても良い感じです。
中には、滑らかでしっとりしたこし餡がいっぱい詰っています。 それに、冷めても美味しさが増す優れものです。
クリームの方も流石に北海道、濃厚さが違います(普通の牛乳から違いますから)。 クリームの旨味が堪能出来ます。 70円
もいわぱんじゅう、以前は中央区でお店をされていた(店名はその地名から付けられた)そうですが、現在は北区のご自宅前でされています。
最寄の地下鉄東豊線栄駅から北へ徒歩5分くらい。
札幌へ行かれたら、この珍しいお菓子、ぱんじゅうを是非食べてみてください。
三重県のぱんじゅうについては、以前このブログでも少し紹介しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kzuyoshino/19824902.html
それと、ぱんじゅうについては、その由来など次のサイトが大変参考になります。
http://www.geocities.jp/nanakoshi2002/index.html
もいわぱんじゅう
札幌市東区北45東17の2の10
TEL:(011)784-2727