豆の木 千島海苔羊羹










 網走からはJR釧網線で釧路に移動することに。 JR釧網線は原生花園や冬には流氷も見られるオホーツク海から知床半島の付け根、斜里を経て、摩周湖や屈斜路湖の玄関口、川湯温泉駅など沿線には観光資源も豊富なローカル線です。
 中でもハイライトになるのが車窓から見える釧路湿原の広大な眺めなのですが、とにかく広すぎて(日本最大の湿原)何となく広~い草原に見えてしまいます。













 と言うことで、今回は釧路湿原全体を見てみようと少し早起きをして、再度JR釧網線に乗車し、釧路湿原駅へ。 ログハウス風の駅舎から少し坂道を登ること10分くらいで到着したのが細岡展望台です。
 こちらは、釧路湿原東端の小高い丘陵に設けられた展望台で、広大な湿原の広がりと蛇行して流れる釧路川の様子が眺められる人気のスポット(湿原越しに眺める夕日も大変きれいそう)。
 180度に広がる湿原全体の展望を楽しんだ後、釧路湿原駅に戻ると可愛らしいネコが一匹。 野良猫? 駅の周辺には人家も全くと言っていいほど無い筈なのに(微妙に人に慣れている)。
 持っていたパンをあげたりして少し仲良くなったところで、帰りの電車が。 何だかネコの駅長さんに見送られる感じで、釧路に戻って来ました。
 今回は釧路で買ってみたかったお店のお菓子を紹介してみます。









 釧路駅から釧路市内の観光スポット、幣舞橋を渡り、少し東に行くと目的の和菓子店、豆の木(平成2年(1990年)創業)が見えてきました。
 こちらはそんなに古いお店ではないですが、もう超ベテランの域の職人さんがご夫婦二人で切り盛りされている和菓子店で、店内には朝生菓子や焼き菓子など並んでいます(要予約ながら上生菓子も)。
 今回はそれらの中から豆の木の看板商品2つを買ってみました。

 最初は釧路の鶴の子です。
 丹頂は釧路湿原を中心に生息している鶴(特別天然記念物)で、一時は絶滅も危惧されたものの、その後保護活動が実って近年では数を増やしてきています。 夏場は湿原に広がって子育てしていて見るのは難しいですが、雪が積もって餌が少なくなる冬場には、決められた給餌場に集まってくるため、近くからその優美な姿を見ることも出来ます。
 釧路の鶴の子はその丹頂鶴の卵に見立てたお菓子で、外は時折見られる同種のお菓子のように淡雪かと思ったら、お饅頭の生地になってます。 ただ、一般的な薯蕷饅頭とも違っていて、もう少しドライな質感も。
 中は黄身餡になっていて、さっぱりとした玉子の風味が楽しめるように仕上げてあります。

 次の千島海苔羊羹豆の木の代表的なお菓子。 ご主人の郷里、松前名物の海苔羊羹を元に工夫を凝らした羊羹で、中には珍しく焼き海苔を加え練り羊羹に仕上げてあります。
 半透明の羊羹生地は少し柔らかめの仕上がり。 キメが大変細やかで、白いんげん系の品の良い豆の風味がしっかりと広がって来て、旨味も十分(さっぱりとした甘味も好印象)。
 練り込まれた厚岸(釧路と根室の中間辺り)産の焼き海苔も味わい深い美味しさを醸し出していると思います(オススメの一品)。
 因みに、”千島”海苔羊羹のネーミングは、北方領土が早く戻ってくるよう願って付けられたそうです。

 豆の木
 北海道釧路市住吉1丁目4-1
 TEL:0154-42-1016