K-POPの異常性に気がつく前に、疑問を抱いたのはファンに対してでした。
どのジャンルにも変なファンはいるし、喧嘩や騒動が勃発しているというのは重々承知です。
礼儀正しいファンもいるのでしょうが、ドリカム以上に何度でも何度でも何度でも繰り返し言いたいのは変なファンの割合が高い。10人いたら7人は変なファンじゃないかと思うくらいネジ飛んでます。そしてその一員の私…orz
今も鋭意活動中のようなので詳しい記述は控えますが、2年くらい前の夏にK-POPのクラブイベントに行きったことがあります。
友人の友人がこの情報を手に入れ、友人と私を誘ってくれました。
K-POPのしもべ妖精として鋭意活動中だったので、オタク狩りにあいそうなお洒落イベントの匂いに一瞬怯みましたが、勇気を振り絞って行きました。
しもべ妖精だったし!!
初めての場所で、ましてやクラブとかもう何着ていけば良いのか分からず、知恵袋先生見まくりで本番に挑んだのです。
友人は一度、イベント主催者を見た事があるらしく、「ちこの好きな人にすごく似てるから!」と言われドキドキしながら会場入り。
内容としては、DJの何人かが入れ替わり立ち代りで色んなK-POPを流していたのですが、時々MCの時間だったりお客さんと一緒に何かをやるっていうイベントがありしました。
その内の1つが、お客さんとステージにいるダンサー(主催者の後輩)が一緒にダンスするというものだったのですが、ここで「はぁ?」と言いたくなるような出来事が…。
主催の人が「今からSJのソリソリ流すけど踊れる人~?」って言ったんです。
はじめは誰も手を挙げなかったのですが、「え?いないの?」「いるでしょ?」と何回か促したら、若い女の子の1人が周りの友達に「ほらほら!」とすすめられ、「…サビしか踊れないんですけど…」と言って控えめに手を挙げていました。
立派です。
私なら、いらない事をした友達を殴ってでも拒否するのに。
シンとしていた会場も、その子のおかげでワイワイと盛り上がり、ステージ上でダンサーさんとSJのソリソリを踊ったのですが、本人の申告通りサビしか踊れなかったようで、サビ以降も延々と流れる曲にオロオロしてました。
そりゃそうだろ。
“サビ”って話したじゃん。
と思っていたのですが、そんな女の子に向かって主催の人が「本当に踊れないの?踊れないのに(ステージ)上がったの?」 「SJ好きなんだよね?」 「ちゃんと踊ってよ」 と何度もソリソリを流すんです。
まるでSJ好きなのになのに踊れないわけ?って呆れたような物言いで。(←私に悪意があるからそう聞こえたのかもしれないけど、声のトーンが今までと違うように感じました)
隣で一緒に踊るダンサーさんを見て、踊れないながらも一生懸命ついていこうとする女の子。
何でその女の子を責めるのか?分からない。
周りのダンサーさんたちも「え?また踊るの?」みたいな感じでグダグダ。
ステージに上がっている主催者もダンサーさんもろくなフォローをしないままそのコーナーは終了。
もちろん、ゲストダンサーとして来た完璧に踊れるグループには優しかったです。
元々のお知り合いのようでしたし。
この女の子は誰も手を挙げない中、手を挙げステージに上がって盛り上げようとしてくれた時点で褒められるべきだと私は思うのですが、イベントまで企画しちゃうくらいK-POP大好きな人はそうじゃなかったみたいです。
K-POPが好きなら知ってて当然・踊れて当然、出来ない人は公開処刑します^^みたいな考え。
主催者だけ、こんな歪んだ考えなのかなぁ?なんて考えましたが、意外と多いですね。
こういう考え方のK-POPファン。
『本名まで言えなきゃペン(=ファン)じゃない』とか『手作りのグッズを作ってこそ真のペン』とか。
自分の基準を押し付けるファンの多いこと多いこと!!!
その基準まで達しないと“にわか”認定で、相手にされなくなったり怒られたり笑われたり…。
一緒に行った友人とはいまだに「あれはありえなかった」と話すくらい、本当に可哀想でした。
元気で笑っていると良いなぁ。あの子……。
これがきっかけで見限ったこのイベントですが、もう終電もないし入場料払ったししょうがない…。
始発出るまでここにいるしかないね(私この時所持金1,000円だったし…)
と話し合い、5時くらいまでクラブにいる事にしました。
再び嫌な目に遭うとも知らずに……