2022年カタールW杯 グループE第2節(スペインvsドイツ) | Day Dream Believer

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Guten Tag!!!


我が親愛なるドイツ代表。


屈辱的なドイツのW杯敗退が決まってしまったが、
100%ゴリゴリでドイツを応援すると決めた以上、
最後まで見届ける必要があるということで
未更新のグループステージ残り2試合の
マッチレポートをUPしようと思います。


さて、ドイツの属するグループE第2節は
優勝候補と目されるスペインが相手。
場所はアルバイトスタジアム。
下馬評ではスペインが主導権を握ってドイツは
守勢に回るというものでしたが…結果的には
スペインに先制を許したドイツが追いついて
1-1のドローで試合を終えました。
※試合は現地時間11月27日(日)開催。


さて試合の方ですが、
まさかの日本戦で敗れてしまったドイツ。
このスペイン戦は決勝戦のつもりで臨む一戦と
なりましたが、立ち上がりはスペインがボールを
保持して試合のイニシアチヴを握ろうとして、
それに対してドイツはブロックを作ってスペインの
パスをカットしようと試みますが、なかなかスペインが
人もボールも動かしつつ、巧みにドイツのプレスをかわして
危険なエリアまでボールを運んできます。
そんな前半7分、スペインがドイツゴール前までつないで
ドイツの守備が中央部に集中したところ、スペインが
左HSでフリーのオルモにパスを渡すと、PA外ながら
オルモが強烈な右足のシュートを放ちます。
これはドイツの守護神ノイアーがブロックを試みると
辛うじて指に触れて結果的にこの後クロスバーに弾かれ、
ドイツは序盤のピンチをノイアーによって救われます。


対するドイツはボールを奪って自陣からのビルドアップを
試みるも、スペインが高い位置からプレスをかけてドイツの
パス回しを封じてくる為苦戦していましたが前半10分、
スペインのプレスを受ける前にパスを繋ぎつつ、
左サイドでムシアラが受けると中央のギュンドアンへパス。
そこに3人目の動きで前へ走り出したゴレツカへワンタッチで
流すとフリーのゴレツカがスペインの追撃タックルをかわし
スペイン陣内をドリブルで持ち上がります。
バイタルエリアまでくると右サイドを駆けあがってきた
ニャブリへパスを送りますが、これを受けたニャブリが
クロスかシュートかボールを蹴ったものの、飛び出してきた
スペインGKシモンがブロックしてドイツの攻撃は
防がれてしまいますが、やはり試合の構図としてはスペインが
ボールをキープしてドイツゴールを伺い、逆にドイツは
機を見てスペインからボールを奪うと少ないチャンスを
生かして速攻でスペインゴールに迫るというものでした。


中盤に入って試合はやや落ち着きを見せるものの、
スペインはボール回しのスキルでドイツを上回り、
数字でもポゼッションでドイツを上回ることで
ドイツ守備陣を走らせ、優位に進める一方でドイツは
たとえスペインからインターセプトしたとしても後ろへ
返すパスが比較的多く、ノイアーの速くて精度の高い
ロングパスでもスペインに奪い返されるリスクが高い為、
チャンスの数はスペインより少ないながらも前半25分、
ややインテンシティを強め、ラインをコンパクトに絞りつつ
ラインを上げたドイツがスペイン陣内へ攻め入ると、
局面でタッチ数の少ないパスを縦に繋いでスペインゴールへ
迫りますが最終的には奪われてしまいます。
しかし、GKシモンからのつなぎのボールを右サイドで
ニャブリが奪い返すと機を見てPA角付近から左足で
強烈なシュートを放ちますがこれは枠外となります。


終盤に入り、リスクを冒してラインを上げたドイツに対し
スペインはドイツ守備陣の裏を突くような攻撃が目立つ
ようになってきましたが、ドイツもロングボールを使用して
スペイン守備陣の裏を突く攻撃を展開するようになり、
前半39分にはニャブリのドリブルからアルバのファウルを
誘うとスペイン陣内右サイドでFKを得たドイツ。
キミヒがゴール前に上げたボールを頭一つ抜け出た
リュディガーが放ったヘディングシュートがスペインゴールに
収まってドイツが先制っ!…と思いきや、ここはリュディガーが
オフサイドとなってしまい、ドイツの先制とはなりません。
終了間際にもスペイン陣内でFKを得たドイツは右サイドに
飛び出たリュディガーからシュート?クロス?性のボールが
シモンによって防がれてしまいますが、
ドイツはセットプレーにしてしまえばスペインからの得点の
可能性を伺わせつつ、前半はスコアレスで終了します。
後半へ続く…。


さて後半。
前半の終盤からだったと思いますが、この後半開始直後も
ドイツがアグレッシヴに高い位置からプレスをかけて
スペインに簡単にボールを繋がせない守備から試合を優位に
進めようとする意図が感じられます。
まだ序盤ではありますが…前半のドイツはブロックを下げて
対応していましたが、後半は明らかにブロックのラインを上げて
最前線のミュラーを筆頭に高い位置からプレスをかけており、
ドイツがスペイン陣内でプレーする時間が長いようです。


立ち上がりとはいへ、ドイツにペースをつかまれた感のある
スペインはフェラン・トーレスに代えてメンバー唯一の
ファーストトップタイプであるモラタを投入します。
しかし、それでも流れをスペインに奪わせたくないドイツは
後半11分、スペインの自陣ゴール前からのビルドアップに
対して前線から中盤の連動したプレスをかけ続けると、
シモンからパスを受けたペドリに対してキミヒのチャージから
ボールを奪うと、こぼれ球を拾ったギュンドアンから
パスを受けたキミヒがシュートを放ちます。
しかし、ここはシモンがセーヴしてドイツの得点にはなりません。


やや押され気味のスペインでしたが後半17分、
自陣ゴール前からのリスタートから、ドイツのブロックが
間延びした一瞬のスキを突いてガビが右サイドをドリブルで
持ち上がりドイツ陣内へ侵入すると、
逆サイドでフリーであったオルモにパスを渡すもドイツの
DF陣が粘り強く弾き返しますが、DFラインがドイツ陣内まで
入っているスペインは余裕を持ってパスを回し、
左サイドのタッチライン際でパスを受けたアルバが
ドイツのDFラインとGKノイアーの間のスペースにクロスを送ると、
巧みなポジショニングでマーカーのズーレの前に出てきた
モラタがワンタッチでゴールへ流してこれがネットを揺らし、
スペインが0-1と先制し、逆にドイツは追いつかなければ
いけないマズい状況に追いやられます。


グループステージ突破の為、悪い流れを変えたいドイツは
ケーラーに代えてクロスターマン、ミュラーに代えて
フュルクルク、そしてギュンドアンに代えて負傷離脱していた
ザネを投入します。
すると後半28分、右サイドでムシアラがスペインDF陣2人を
相手に細かく正確なタッチで抜くとゴール前へクロスを
送ります。これに反応したフュルクルクのシュートは
ヒットせず…が、更に立て続けに攻めるドイツは
右HSでザネがドリブルでスペースを確保すると、
裏へダイアゴナルに抜け出したムシアラへスルーパス。
これをどフリーで受けたムシアラがシモンと1vs1になり
シュートを放ちますが、ここもシモンにブロックされ、
なかなかドイツは同点に追いつけませんが交代選手が
流れを手繰り寄せたのは確かだと思います。


試合は0-1でスペインリードのまま終盤へ突入。
ドイツはフュルクルクのポストプレーやザネが味方との
パス&ムーヴから突破を狙いますが、スペインの守備も
粘り強く簡単には突破を許しくれません。
しかし後半38分、ドイツはスペインが自陣から組み立てる為
ラポルトが前に出したパスを誰も受け取れず、
インターセプトしたクロスターマンが持ち上がりザネへパス。
そしてザネがボールを持つことでスペインDF陣を引きつけると
裏へ飛び出したムシアラがスルーパスを受けるも相手に
マークされ、しかし入れ替わりでボールを拾ったフュルクルクが
右足で強烈なシュートをゴール左上隅に決めて1-1とドイツが
よぅやく同点に追いつきます。
そしてこの直後、ドイツはニャブリに代えてホフマンを投入。
更にドイツはラウムに代えてシュロッターベックを投入。
シュロッティはそのまま左SBに入ります。


その後、ピッチを幅広く使って巧みにパスを回すスペインに対し
疲れ知らずのプレッシングで対抗し、ムシアラとザネの突破力を
頼りに速攻から逆転を狙いたいドイツ。
後半A/Tにはゴレツカが自陣でウィリアムスに追いつき素晴らしい
タックルから奪い返すとそこからカウンターを発動し、
既に上がっていたシュロッターベックからパスを受けたザネが
左サイドを突破するもフュルクルクにクロスは届かず…
結果、スペインとドイツの強豪同士の対戦は痛み分けとなり、
ドイツは最終節に望みをつなぎました。


★グループE戦績

1位:スペイン(勝ち点:4/1勝1分/得点:8失点:1)
2位:日本(勝ち点:3/1勝1敗/得点:2失点:2)
3位:コスタリカ(勝ち点:3/1勝1敗/得点:1失点:7)
4位:ドイツ(勝ち点:1/1分1敗/得点:2/失点:3)


ゴール

▼ドイツ

後半38分:フュルクルク

▼スペイン

後半17分:モラタ


▼出場メンバー

○ドイツ

GK:ノイアー
DF:ケーラー(→クロスターマン)、ズーレ、リュディガー、ラウム(→シュロッターベック)
CMF:キミヒ、ゴレツカ
OMF:ニャブリ(→ホフマン)、ギュンドアン(→ザネ)、ムシアラ
FW:ミュラー(→フュルクルク)

イエローカード:ケーラー(1枚目)、ゴレツカ(1枚目)、キミヒ(1枚目)

監督:ハンジ・フリック

〇スペイン

GK:ウナイ・シモン
DF:カルバハル、ロドリ、ラポルト、ジョルディ・アルバ(→アレハンドロ・バルデ)
MF:ペドリ(→ニコ・ウィリアムス)、ブスケツ、ペドリ
FW:フェラン・トーレス(→モラタ)、アセンシオ(→コケ)、ダニ・オルモ

監督:ルイス・エンリケ


では、Tschuess!!!(V)o\o(V)