布瑠部由良由良布瑠部~石上神宮へ | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

我が信仰の原点・THE BOSS(^▽^;)である、大神神社に参拝し、本来ですと、大和神社参拝ですが、時間がありませんので、別の日にお参りさせて頂くことにしまして、これも私にとってとても大切なお宮

石上神宮

にお参りさせていただきます。

 

三輪駅から天理駅に移動し、タクシーにて向かいました。

もう夕方4時前。

 

何とか間に合いました(^^)v

石上神宮

式内名神大、二十二社制度の中七社、旧官幣大社。

 

ご祭神は、布都御魂大神、布留御魂大神、布都斯魂大神。

初めて訪れたのは、中学校の遠足で山の辺の道を歩いた時です。

 

そして、30代前半に大神神社をお参りした際、「ついで」にお参りしたんですよね。

何度かお参りしている内に、石上神宮の方が、大神神社よりも好きになった時期があります。元日深夜に初詣もさせていただきましたし、崇敬会大祭、例大祭にも参列させていただいたこともありました。

 

しかし、三輪さんも凛とした空気感がありますが、石上神宮には、今も独特な厳しさ、と申しましょうか、鋭い感覚が感じられるのです。

 

暖かい感覚は皆無。その感覚は感じたことはありません。

 

ですが、私は好きな感覚でもあります。

その感覚を和らげる役目を神鶏さんが担っているのかも知れませんね(;'∀')

私がとても気に入っているお宮には、ある共通点があるんですよね。

 

石上神宮もそうですし、北野天満宮もそう。熊野三山や大峯もそうですし、大麻比古神社もそうですね(^^ゞ

拝殿(国宝)

 

拝殿では御祈祷中ではありますが、石上神宮にお参りしたからには、必ず十種祓詞~石上神宮祝詞~鎮魂詞を奏上させていただきます。

 

十種祓詞

高天原に神留り坐す

 

皇親神漏岐 神漏美の命以ちて 

 

皇神等の鑄顕はし給ふ

 

十種の瑞寶を饒速日命に授け給ひ

 

天つ御祖神は言誨え詔り給はく

 

汝命この瑞寶を以ちて

 

豊葦原の中國に天降りり坐して

 

御倉棚に鎮め置て

 

蒼生の病疾の事あらば

 

この十種の瑞寶を以ちて

 

一ニ三四五六七八九十と唱へつつ

 

布留部 由良由良と布留部

 

かく為しては 死人も生き反らむ

 

言誨へ給ひし随に 

 

饒速日命は天磐船に乗りて

 

河内国の河上の哮峯に天降り坐し給ひしを

 

その後 大和國山邊郡 布留の高庭なる

 

石上神宮に遷し鎮め斎き奉り

 

代々 其が瑞寶の御教言を蒼生の爲に

 

布留部の神言と仕へ奉れり

 

故 この瑞寶とは

 

沖津鏡 辺津鏡 八握劔 生玉 足玉 死返玉 道返玉 蛇比禮 蜂比禮 品物比禮

 

の十種を布留御魂神と

 

尊み敬まひ斎き奉ることの由縁を 

 

平けく安らけく聞こし食して

 

蒼生の上に罹れる災害及諸の病疾をも

 

布留比除け祓ひ却り給ひ 壽命長く

 

伊加志八桑枝の如く立榮えしめ

 

常磐に堅盤に守り幸へ給へと

 

恐み恐みも白す

稱言

布都御魂大神

 

布留御魂大神

 

布都斯御魂大神

 

と大御名は稱へ奉りて

 

石上大神 

 

大神大神稜威赫灼尊哉

 

大神大神稜威赫灼尊哉

 

大神大神稜威赫灼尊哉

 

この祝詞は、この石上神宮で唱えるだけでなく、神棚でも、石切さんでもお唱え申し上げたりしています。

今年も御祈祷をお願い申し上げました。毎年一緒で、身体健康でお願い申し上げております。

 

石上神宮の御祈祷は、とても独特で、他の神社ではない形であります。

 

「一二三四五六七八九十 布留部 由良由良と布留部」

 

と神職さんのお唱えする言葉が呪術的?でもあり、石上神宮拝殿の独特の張り詰めた御神気(北野天満宮拝殿に近い雰囲気)と相まって、身体に大神のお力が漲る感覚を覚えますね。

 

そして、玉置の森個人認定・日本一の御守「玉のを」

 

これを御祈祷にてお下げいただくことが最重要なのです。

 

この御守の過程を知っているからこそ、ありがたいと思えるのです。

御祈祷を終えて、御祭を斎行下さった神職さんが「行者さんですか?」とお声かけ下さり、いろんなお話を聞かせてくださいました。

 

この「玉のを」が無ければ、安心してお行ができない、それくらい常に所持している御守、とお伝えすると、とても喜んでくださいました( ´∀` )

楼門(重文)

 

この大神の威厳を感じさせますね。

出雲建雄神社拝殿(国宝)

 

内山永久寺の鎮守社 住吉社の拝殿でした。明治9年に神仏判然令にて、メタクソにやられた内山永久寺の貴重な遺構。

後半の映像では、とても重要なことをおっしゃっています。私もそう思っています。

摂社 出雲建雄神社(左)と末社 猿田彦神社。

摂社 天神社

 

ご祭神は、高皇産霊神、神皇産霊神を祀ります。

摂社 七座社

 

ご祭神は、生産霊神、足産霊神、魂留産霊神、大宮能売神、御膳都神、辞代主神、大直日神を祀ります。

今年も石上神宮へのお参りが無事にできましたこと、とても感謝しています。

 

本当はですね、1年に何度でもお参りしたいんですよ、三輪さんとともにね(^▽^;)

 

でも、一年に一度だからこそ、その一度のお参りを大切にしていたいとも思える訳です。一年に一度でも、大神は見守っていてくださいます。

 

三輪さんとともに、永久に崇敬させていただく気持ち。

 

今年もあとわずか、ですね。

 

いいお参りでした(人''▽`)