受けたもう〜出羽三山巡拝・月山へ! | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

以下の文章は、月山佛生池小屋HPに掲載しているものです。先日の愛宕山でも同様の看板が設置されていましたが、ここに転載させていただきます。どうぞお読みくださいね(^_^;)


⚪月山登山の心得
~これだけは知っておいて~

月山(出羽三山)は、今から約1400年前に、第32代・崇峻天皇の皇子、蜂子皇子によって開山されました。そして皇子の修行の道が羽黒派古修験道として発展し、出羽三山信仰の根本を成してきました。その歴史は令和の今なお言い伝えられ、現在に至っています。

月山の頂上には月山神社本宮があり「月読命」が祀られ、シーズン中たくさんの参拝者が訪れます。そして、その方々によって現在の月山(出羽三山)は長い間守られて参りました。

月山(出羽三山)はその方々の山であり、神社であり続けてきました。そして、その考え方は今後も変わることはありません。今、月山に登ることができるのは、その方々のおかげです。

しかし、近年の百名山による登山ブームにより登山者が増加している昨今、その根本が大きく崩れようとしています。

月山には様々なルールがあります。その一つに、月山神社本宮を参拝する(月山頂上に登頂する)には、参拝料を納めてお祓いを受け、身を清めなければなりません。

そのお金は神社の運営費の他、参道整備やトイレの建設費などに使用されています。それはあくまでも神社参拝者のために行われてまいりました。長い歴史のなかで大多数は参拝者であり、ハイキング登山者はほんの一握りでしかありませんでした。

「山の頂上に行くのになぜ御祓いが必要なのか?」と問われます。月山は山である前に神社であり、参道(登山道)の全てが出羽三山神社の境内になっています。

伊勢神宮や出雲大社の入り口の鳥居から本殿に到るのと同じように、羽黒町手向の大鳥居から長い長い参道を通って月山神社の本殿前に行き着いているのです。

そして月山神社は本殿の中のさらに奥の拝殿に入ることと同じなのです。皆さんが住んでいる町の小さな神社でも、拝殿に入るには御祓いが必要なはずです。

それから、月山の頂上(最高点)には三角点がありません。その昔、国土地理院が測量をしたときには月山の頂上にはすでに月山神社があったため、頂上に三角点を置くことができませんでした。そのため、月山の三角点は頂上よりも低い位置に立てられています。

あくまでも頂上は月山神社本宮のため、出羽三山神社の意向により、三角点への案内表示、頂上看板の設置は行っておりません。百名山を目標にしていらっしゃる方には腑に落ちない点があるかとも思いますが、長い歴史を踏まえた上で月山を愛していただきたいと思います。

いろいろ書きましたが、月山は山であり国立公園ではありますが、出羽三山の山域全体が山そのものを神と崇める山岳信仰、修験道の神域であるという意識を持って参拝または登山して頂きたいと思っています。

管理人より

では、日記をお楽しみくださいませ(≧∇≦)b
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月山への登山口はいくつかあります。初めて訪れた際の湯殿山からのルート、また月山姥沢からはリフトがあり、駐車場も340台駐車できるそうで、そちらが最近はメジャールートになっているそうです。

月山八合目からのルートは、羽黒山〜月山への古からの登拝道に沿うように延びていますが、道が離合不可な場所が多く、登山バスも1日4本と便数が少なく、鶴岡駅からだと、¥2740と高額になり、利用者が多くありません。
月山八合目行の最終バス。乗客は私を含めて2人。少ないですね。確かにこの時間に乗る人は基本、山泊の人ですからね。
現在、月山一合目〜二合目間が崩落の為、迂回路を利用する為、通常よりも15分遅れで運行しておりますが、この時間は自家用車が八合目から下りてくるタイミングなので、普通でも遅延します。

女性運転手さんでしたが、ガンガン飛ばしてくれて、3分遅れで済みました。ありがとうございました(≧▽≦)
さて、今日の目的地、月山佛生池小屋へ向かいましょう!(^^)/
標高約1400m付近に広がる湿原地帯、それを
弥陀ヶ原
と呼ばれています。湿原の中に大小さまざまな沼が点在し「いろは48沼」というそうですよ。
木道を進んでまいります。

いや〜、気持ちが良いですね。猛暑の下界よりは涼しいですからね。
月山中之宮
御田原神社
です。御祭神は奇稲田姫命。

ご本殿は、月山神社本宮が二十年毎の式年遷宮で建て替えられる、その古材で建てられています。

三語〜御田原大神拝詞を唱えて、御朱印と焼印をいただきました。

今回の焼印は羽黒山抜き(^_^;)イヤハヤ(¯―¯٥)

ただし、ちょっとコラボしました。このシリーズ最後にご紹介しますね( ´∀`)
月山大神のお使い・うさぎさん🐰🐰🐰

雌うさぎらしいですよ(^o^;地上にいるのは雌で、月にいるのが雄らしいです(;´∀`)
さて、月山九合目・佛生池小屋に向かって!出発しま〜す(^^)/
見事に
ガスガス!
やはり月山!別名・ガス山^_^なーんにも見えまへんなぁ(^o^;)
晴れそうで晴れない(;・∀・)

まぁ、写真よりは雰囲気は幻想的で良いですけどね。
無量坂を進んでまいります。
オッ(・o・)ガス帯を抜けるか?
まだまだでしたが、それから程なく(゜o゜)
ガスが晴れ、見事な眺望が広がりました!(^O^)v

月山は、本当に美しいお山ですね(*゚∀゚)

感動的な風景です。写真のカップル、肩寄せあって、オジサン、羨ましいわΣ(´∀`;)

今年も月山大神は、素敵な情景を用意してくださいました。

さぁ、佛生池小屋にまいりましょう!(^_^)

続きます。