受けたもう〜出羽三山巡拝・羽黒山③ | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

表参道2446段を登りきり、いよいよ、羽黒山、出羽三山神社にお詣りさせていただきます。

やはり暑い中、石段をヘイコラ、ヨイサッサ!と登って来ましたから、充実感がありますね(*˘︶˘*)
三神合祭殿
国重文。旧羽黒山寂光寺大金堂。

月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀る、高さ28m、萱葺屋根の厚さ2.1m、内部は総漆塗。

寂光寺時代の御本尊と現在の御祭神は、

◎月山大権現 阿弥陀如来(過去)月読命。

◎羽黒山大権現 聖観世音菩薩(現在)伊氏波神、稲倉御魂命。

◎湯殿山大権現 大日如来(未来)大山祇命、大己貴命、少彦名命。

寂光寺時代の御本尊は、これまた麓の正善院黄金堂にお祀りされています。
初めて訪れた際、運が良かったのが、湯殿山〜月山〜羽黒山と来たので、裏参道?の旧月山登拝道で登り、焼印所に最初に立ち寄った際、そこのお父さんが神社の山伏さんで、色々親切に教えてくれました。

「建物(三神合祭殿)で祈るよりも、羽黒山の御神体は池(鏡池)だから、そこでお勤めして欲しいな」と教えてくださった事。以来、この写真の場所で勤行をしています。

三語
三山拝詞
三山祝辭
般若心経一巻
月山大権現御宝号
羽黒山大権現御宝号
湯殿山大権現御宝号

この龍の石碑は昨年には無かったもので、篤志家が寄進した昇龍降龍像。
鏡池の神は九頭龍王なので、「バン アミダブツ オン ソラソバティ エイ ソワカ オン メイ ギャシャニエイ ソワカ」と御真言もお唱えしました。
三神合祭殿にはまだお詣りせず、こちらの
蜂子神社
にお詣りして、お勤め。三語〜蜂子大神拝詞〜般若心経〜照見大菩薩御宝号。

開山・蜂子皇子は般若心経で人々の苦を能く除く事から能除太子、とも呼ばれています。ですので、こちらで般若心経を奏上するのは必須ですね( ̄ー ̄)
厳島神社。
鏡池の九頭龍王の妃として江戸初期に迎えられました。旧辨天堂。御本尊の宇賀弁財天像は、麓の正善院黄金堂に安置されています。
ようやく、三神合祭殿にお詣りさせていただきます。お勤めは終えてますので、略式参拝。
本当に豪壮な建物ですね。彫物も凄いですね。
東照社。
末社がズラリと並びます。

この中には、役行者さんを祀る、健角身神社もありますよ( ´∀`)
天宥社。

羽黒山五十世執行別当天宥法印を祀る。
蜂子皇子御陵。宮内庁管理。

ここでは無い、という話がありますけどね。
鐘楼と建治の大鐘(国重文)
神詣でを終えましたので、ここに。
霊祭殿
にお詣り。出羽三山は、先祖供養もしてくださるお宮。三山それぞれに祖霊殿があります。一番規模が大きいのは、羽黒山ですね。
塔婆が立っていますね。下は風車供養。

本当はこの真向かいにお地蔵さんや水子供養の供養塔などがあるのですが、ちょっと写真は遠慮したい雰囲気です。
千佛堂。

明治の廃仏毀釈で山内から失われた約250体の仏像を安置。酒田市の篤志家が個人的に収集して、神社に奉納したもの。 

圧巻ですが、なにか悲しくもありますね。

続きます。