今回の歩き遍路、もうひとつの札所にお詣りします。太龍寺を13時20分発、平等寺にお詣りして、帰りの汽車が新野駅発16時50分に乗らないといけません。太龍寺から平等寺まで、約11.7キロ。平等寺から新野駅まで1.5キロ。時間的には間に合いますが、道をどうするか?
かも道を利用して、「猫神さん」として有名な、お松大権現に行こうか?と一瞬考えましたが、素直に平等寺へ向かうことにしました。
コンクリートで舗装された坂道を下っていきます。桜が咲いていて、この風景を見た瞬間、本当に幸せだなぁ、と実感しました。
桜が咲く日本の春。巡礼で歩けるなんて、幸せ過ぎます(^ー^)
ムチャクチャ気になり、迷いましたが、またの機会に(^0^;)
阿瀬比から峠越えの道に入ります。桜の下に桜の絨毯。
大根峠。良い道でしたよ。
自然道で舗装された道ばかりだったので、気持ち的に嬉しくなります。
へんろ小屋の隣にあったお堂。へんろ小屋はひとりのお遍路さんが荷物を大広げにして独占していました。ま、エエか(^^;)
平等寺までもうすぐ。この先にベンチがあって、そこで休憩。
第22番札所 白水山 平等寺に到着しました。15時30分に到着しましたが、正直、私の利用している遍路地図の距離表示はおかしい太龍寺から阿南小松島線に合流するまで2.3キロは絶対におかしいです太龍寺仁王門から駐車場までで1キロあるのに。5キロは絶対にあります。
御本尊は薬師如来。多くのお遍路さんで賑わっていました。
本堂内では、つい最近まで秘仏だった、薬師如来坐像が鎮座。ここは珍しく、本堂内に賽銭箱や納札箱があります。しかし、お勤めを終えた団体さんが先達さんの説明を聞いており、堂内を独占していました。
説明をしている先達さんは、困っている私達を気にすることなく、自分の説明に悦に入っております。
情けない先達さんです。
大師堂。
大師堂内には、足の不自由なお遍路さんがこの寺で霊験をさずかったという事で感謝のために、箱車(車椅子のようなもの)を奉納されています。
お勤めを終えて、平等寺の山号の由来となった、弘法の霊水を頂くことに。お大師さんが杖で井戸を掘ると、乳白色の水が湧き出し、乳白色の水から、山号が白水山、この加持水を分け隔てなく、平等に衆生に与えることから、平等寺となったそうです。
無事に今回の歩き遍路を終えることができました。約35キロ?の長距離でしたが、楽しく、幸せを噛みしめながらの巡礼でした。
今度は6月。新野駅からスタートして、これまた好きなお寺、薬王寺を目指します。次回で徳島は最後。お遍路は一旦お休みして、秋に再開予定です。
日和佐の町、本当に楽しみです。