式場から、二次会会場がある横浜に向けて走り出したタクシー
タクシーの座席は、式場のブライズルームのイスと違って、
低いし、フカフカのマットだから、
お尻が沈んで、お腹が締め付けられる・・・
最初のうちは、
”ちょっと苦しいけど、まぁこれくらいなら大丈夫。我慢できる”
って思っていたんだけど・・・・
どんどんどんどん苦しくなってくる
「ちょっと苦しい・・・」
「え??大丈夫???」
「う~ん・・・・」
・・・
・・・・
・・・・・
会話をするのもツラくなってくる。
最悪・・・吐き気までしてきた・・・・
冷や汗がダラダラ・・・
「どうしよう。ちょっと吐きそう」
「どこが苦しいの!?後ろ向いて!緩めてあげるから!」
一生懸命、紐を緩めたりインナーを緩めようとしてくれるダンナさま
でも、座っている状態じゃ、体制的に緩められるのには限界が・・・・
わたしはもうツラすぎて、
このままタクシーを飛び出して、ドレスを全部脱いで横になりたい
とにかく早く楽になりたい・・・・
という感情がドンドン溢れてくる
と同時に、頭の隅では、
「二次会から来てくれる友達が大勢居るのに・・・
みんなウェディングドレス楽しみにしてくれてるのに・・・脱げない!」
という感情も捨てきれず
もう、とにかく早く二次会会場に着いてほしい。
会場につけば、とりあえずドレスを緩めてもらえる。
という思いを持って、ひたすら耐える・・・・
髪の毛&ドレスがぐちゃぐちゃになるのもお構い無しに、
座席に思いっきり寄りかかるわたし・・・
困り果てるダンナさま・・・
タクシー内・・・・・
む・ご・ん・・・・・
タクシーの運転手さん、どう思ったんだろ
今、披露宴終わって、幸せいっぱいのところじゃないのかっ!??
なんなんだこのカップルは・・・・
ってところかな
やっとのことで会場の建物内駐車場に到着
ドアが開いた瞬間、タクシーを飛び出す
近くにあった自動販売機に手をついて、今にも吐きそうなわたし
ダンナさまがすごい勢いで、紐とインナーを少し緩めてくれた・・・
幹事さんがやってきて、
そんなわたしを見てビックリしてた
「とりあえず、開始を10分遅らせるから、控え室で様子をみよう」
ということになって、
エレベーターに乗り、二次会会場がある階へ・・・
はぁ・・・歩くのも辛い・・・・
店の外にいた、何人かのゲストにめっちゃ見られる・・・
幹事さんが受付のところに居たゲストの方をかき分けて、
てきぱきと私たちを控え室まで先導してくれました
その間にも、
「きゃ~~」とか「わ~~~」とか、
みんなにめっちゃ見られちゃいました
会場の控え室へ入る・・・
とても広くてきれいな、新郎新婦専用の控え室でした
ダンナさまが、ドレスとインナーを全部緩めてくれた
途中、お茶を飲んだりしながら、10分間おとなしくしてました・・・
そしたらなんと
キセキの復活を遂げたわたし
若干気持ち悪いけど、大丈夫!!歩けます!笑えます!
急いでドレスの後ろを直してもらって、
ようやく入場可能な状態に~~~
よかった・・・
本当に、どうなることかと思ったよ
みなさん
わたしと同じような過ちは絶対に起こさないように
本当に本当に、当日は無理をしないようにしてくださいね