こんあいばー!
今宵はマニアックな記事、いきまっせ!
転調が魅力的な嵐の曲5選!
あっ!待って待って!難しい話なら帰るわ~!って方、ちょっと待って!
めっちゃワクワクする話やねん。
分かりやすく書けるよう頑張りますんで、一緒にワクワクしてください~
音がある方が絶対わかりやすいので、Youtubeカモン!
実演アリで分かりやすく!
そもそも転調ってなんなん?って話なのですが…
転調とは
曲の途中で調(キー)を変えること。
曲を聴いているときに、「さっきよりメロディが高くなって盛り上がった」とか「さっきまで明るい雰囲気だったのに暗くなった」とか感じることありません?それです!
そう感じるとき、実は、「そこまでより高い調に転調」していたり、「長調から短調に転調」したりしていることがあります。
一言に「転調」と言っても色んな種類・方法があるんですが、それはとりあえず置いておいて。
雰囲気や世界観を変化させたり、インパクトを与えたり、歌い手の魅力的な音域に合わせたり。そのための”手法”と思っていただけましたら!
ということで、転調が魅力的な嵐の曲を紹介します
今回取り上げるのは、この5曲!
「迷宮ラブソング」
「Green Light」
「Love so sweet」
「モノクロ」
「5×10」
「迷宮ラブソング」
2011年
櫻井翔主演、フジテレビ系ドラマ『謎解きはディナーのあとで』『映画 謎解きはディナーのあとで』主題歌。
イントロのあとAメロに入る時いきなり転調してたり、サビでイントロの調に戻ったりと、転調しまくりの曲なのですが、今回注目したいのはラスサビ!
大野さんによる素敵すぎるソロ
生まれる前から 知っていたような…
のあと、
Always with you
たとーぅえーば
の部分で半音1個分高い調へと転調します!
…なんてドラマティックなの!!
1個分音がグイーンと高い方へと引っ張り上げられることで、胸が高鳴る!
ていうか、ここでも影山がお嬢様の手を強く引いてるわけですわ!
しかも「Always with you」って言いながら!
あ~モウッ!スキッ!
そして、このあとに続くラスサビ
誰かが君を惑わせ 迷宮に迷い込んでも
僕がきっと その手を強く 引くよ
転調したことで、1,2番のサビより高い音域で歌われています
曲の終わりに向けて盛り上げる転調なわけですな!
「Green Light」
作曲:Chiiristofer Erixon,Josef Melin
編曲:石塚 知生
2017年"「untitled」"収録
サビで"急に転調"するのがこの曲の面白いところ。
3 2 1 Get ready
(ジャン!)←ここで半音高い調に転調
We are gonna make it louder! Louder!
何度も聴いてるとだんだん慣れちゃうんですが、サビになった瞬間、曲の"明度・彩度"がパッと上がって、まさに"青信号が灯る感じ"がたまらないのです。
しかも、歌に注目しても、それまでソロで歌いつないできたものが、この転調したサビから全員のユニゾンになってパワー(歌声の音圧)もグンと上がってるの!
んもう、こんなんCan't stop this feelingですわ!
「モノクロ」
作曲:GK
編曲:GK、佐々木博史
2013年「Endless Game」通常盤カップリング
この曲は、サビを聴いて欲しい!
このサビって、「暗くてミステリアスな雰囲気で始まったのに、あれっ?気づいたら明るい?」って感じませんか?
翻弄されたい この胸のウズキに
上手く飾れないココロは そのままに
素知らぬ顔して 踊り明かすから
満ち欠けの速さを忘れるくらい
衝動だけの言葉も構わない
抱きしめる強さで全て伝えたい
下弦の輝き こぼれ落ちて
君のもとへ
これも調が関係していて。バックで鳴っているコードが短調で出発して、後半、♭の数は同じで長調に変わってるんです。
で、何が面白いって、↑のピンクでマーカーをひいた部分、実は潤くんの下ハモ含めて同じメロディなんですが、前半と後半で全然印象が違うってこと!
バックが違うことで前半はちょっとシリアスで、後半少し希望が見える感じ!
暗いの?明るいの?どっちなの?ってまさに翻弄されちゃう。
そんなミステリアスな展開も、嵐というグループの歌声の魅力にピッタリだなと
コード進行とかも含めて詳しく考察している記事はコチラ!
「Love so sweet」
作曲:youth case
編曲:Mugen
2007年発売
松本潤出演、TBS系ドラマ『花より男子2(リターンズ)』主題歌
これは是非、リボーンと聴き比べて欲しい!
原曲には、サビ前に転調があります。
しかも、"あ~いの~う~た~"から4小節くらい段階を踏んで、サビの調に変わっていく。
それがRebornでは、ドンッ!って!
転調せずにサビへと突入するんです。
サビへ向かってだんだん盛り上がる原曲と、勢いを感じるリボーン。
転調のアリ/ナシでこんなに印象が変わるのね!という、面白い例だと思います
そして、どちらも魅力的って言うのが最高です。
「5×10」
作詞:嵐
作曲:youth case
編曲:ha-j
2009年
『ARASHI 5×10 All the BEST! 1999-2009』収録
まず前提として、この曲はラスサビ前のCメロ以外、ひたすら同じコード進行なんです。
ラップ曲のバックということもありますが、同じ”響きの流れ”が繰り返されることで、出会いから今、これからへ、っていう”日々の繰り返し””時間の流れ”みたいなものも感じるんですね。
で!
ラスサビ前のCメロ
僕ら交わした声が~
にくると、コードの流れが変わって、聴衆の耳が”おや?”って集中力を増したところで…
ありがとう・・・
”これからもありがとう”
って歌詞で、転調するねん!!
この歌詞に、曲の最高潮を持ってきたってことに涙です。嵐の強い歌声に泣けますよね。
これ、めちゃくちゃドラマティックな転調の使い方だと思う!
プレイリストも作りました!
以上でございます!
転調があることで、嵐の歌声の魅力を引き出したり、歌詞に載せられた想いをより一層伝えていたり!
作っている作家さん達、ほんとスゴイなとも思いました。
今回取り上げた曲のプレイリストも作りましたので、是非是非堪能してくださいね
https://open.spotify.com/playlist/5J9YtEQpjBnIj4TKH8opLC?si=134b6840c2a44d19