過去に、こんなご相談を承りました。
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【ご相談内容】
夫は生活の不一致、私は夫の浮気で衝突が絶えず、
嘘ばかりの夫に耐えきれず、実家に帰っています。
義両親も別居をしていますが、
浮気のことは夫が何も話さないため知りません。
このままでは、何も話さないまま、
性格の不一致を理由に離婚を言われそうです。
一旦帰宅しましたが寝食別で会話もなく、居辛いだけでした。
浮気に、体の関係があったという証拠はありませんが、
会っていたり、メールの証拠は取っています。
これは、夫が離婚を申し出た時に有効なのでしょうか?
また、私は辛くても帰宅すべきでしょうか?
夫のいいように離婚話を進められたくありません。
Mさん・30代前半・女性
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結婚はお互いを信頼しているからこそ成り立つもの。
けれど夫は他の女性に気持ちが傾き、
そのことによってあなたが実家へ帰るという事態にまでになってしまったのですね。
夫の浮気や嘘の積み重ねにはどんなに傷つき苦しまれたことでしょう。
けれどその後あなたなりに考え、一旦は帰宅したようですが、
冷え切った夫婦の関係を再度認識するだけとなってしまったご様子ですね。
このまま夫婦の関係が修復できず離婚となってしまった場合、
夫は当然自分の非を認めないでしょうし、自分の両親に本当のことを言うはずもありません。
夫と相手女性との手紙の内容に肉体関係があったようなことが記載されていなければ
不貞の証拠として不十分な場合が多く、夫には「肉体関係がなくただの友達だ」と言い逃れされ、悔しい思いをするばかりとなってしまいます。
まず離婚するのであれば、
あなたがどうしたいのかと言うことをはっきりさせましょう。
夫や相手女性に対し慰謝料を請求したいのであれば
その手紙が有効かどうかを一度法律の専門家に判断してもらい、
有効でない場合は確固たる不貞の証拠をとり、今までの精神的苦痛を義理の両親にも伝え、2人に慰謝料を請求し離婚する。
または、慰謝料請求は考えてはいないけれど
離婚の原因を作ったのは夫であるという事実を義父母に分かって貰えばいい、というのであれば
今ある相手女性との手紙や会っていたという事実を両親に伝え、性格の不一致だけではないということを主張し、離婚をする。
どちらにしてもおそらく息子が可愛いであろう夫の両親からは
「浮気の原因はあなたにもあるのでは」等と言われ、あなたが嫌な思いをするかもしれません。
けれど、確固たる証拠を掴んでいれば
多少嫌な思いをしても慰謝料を請求する事は出来ますし、
有責配偶者である夫からの離婚請求はすぐには認められないので
あなたのペースで離婚が出来るということも考え判断されると良いでしょう。
もしも不貞の証拠を取るのであれば、同居している方が夫の行動が把握しやすいので
証拠集めはしやすいかもしれませんが、
夫の元へ帰るのがどうしても苦痛であれば、このまま別居しつつ
夫に生活費を入れてもらいながら、離婚に向けて計画を立てる事をしてはいかがでしょう?
離婚するには今後の生活のことも考え、経済面においては特に準備が必要です。
離婚が成立するまで夫に生活費を入れてもらえないような場合は
家庭裁判所にて婚姻費用請求の調停を申し立てることも出来ます。
あなたはまだ30代前半ですし、今度こそ信頼関係の築ける相手を探し、
次の人生で幸せになれるように
前向きに頑張って行って欲しいと思います。
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