共働きで老後はそれぞれの年金で生活していくつもりなので、
離婚後の生活費はなんとかなると思っています。
ただ、そうはいっても離婚にはお金が必要ですよね。
いくらくらい用意すればいいのでしょうか。
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離婚後に、どこで、誰と住むかによっても違ってきますが、
一般的には三ヵ月?半年分の「生活費」をあらかじめ貯めておく必要があります。
生活費とは、
・住居費(家賃・水道光熱費など)
・食費、遊興、交際費(趣味・付き合いなど)
・生活雑貨(衛生用品・消耗品など)
などであり、これまでの生活から試算できると思います。
ただし、その他にも出費はあります。
引っ越すなら、その費用や敷金・礼金(保証金)がかかります。
身内の急な冠婚葬祭も想定しておきましょう。
病気やケガをすることも考えられますから、余分に50万〜100万ぐらいは備えたいところです。
なお、病気やケガについては、現在入っている医療保険を確認することも必要です。
誰の名義で、誰が払い、誰が受取人か、離婚後にはそれがどうなるのかも調べて、名義を変更するなり、新しく入るなりしたほうがいいでしょう。
ここまで述べたのは、当座のための、最低限の備えです。
その後も生活していくのですから、その先の資金繰りもあらかじめ計画しておかなければならないことは言うまでもありません。
後述しますが、離婚のためにかかる「費用」(裁判所の手続き、公証人、弁護士、カウンセラーなどへの相談費用)も、
前もって用意しておく必要があります。
必要だと思われる項目を紙に書き出して、それぞれの予算を立てておくといいでしょう。
ときには離婚を言い出した妻に夫が怒って、生活費を渡さないなどの反撃にでることもあります。
そういう場合への対処も考えておきましょう。
岡野あつこ
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