私は、3年前に同居を始めた舅(77歳)の性癖に悩んでいます。
夫にも話せず悩む日々でした。
やっと話しても信じてもらえず、夫婦がもめることに。
騒ぎになるのも、このままもイヤ、と頭を抱える日々です。
4年前、主人の母が急逝しました。
まだ63歳と若く、私によくしてくれていたので、とてもショックでした。
主人の両親は、仲のいい夫婦でした。
義母が亡くなり、義父がひとりになったのが可哀想なので、私は主人と相談して、義父のところに同居してあげようかと持ちかけました。
主人が長男だということもあり、義父はとても喜び、半年も経たないうちに私たちは親の家に引っ越しました。
中学3年と1年の娘たちも
「これからはいつもおじいちゃんと一緒だね」
とはしゃいでいました。
同居が始まって1週間。夕方に洗濯物を取り込んでいた私は、私のショーツがなくなっていることに気がつきました。
ほかの物には異常がないのに、確かに干したはずのショーツだけがないのです。
でも、私はどこかに落としたのかもしれないと思い、その日はそのままにしていました。
※1
それから3日後のことです。
私が入浴していると、浴室の窓に人影が現れました。
どうやら中をのぞいているようなのです。
浴室は、裏庭に面していますが人が通るようなところではないはずです。
私は手桶に汲んだお湯をまきながら、窓を開けました。
「うわぁ~!」
浴室の外でぬれねずみになっていたのは舅でした。
気まずそうに顔をあげた舅は、
裏で物音がしたから、泥棒だといかんと思って見に来た、と言いました。
私は一応謝ったのですが、なんだか納得がいきませんでした。
主人だって家にいるのに、なにも高齢の舅が見に行かなくたっていいのに、と。
お風呂から上がったとき、主人には、今度から主人が見に行くようにお願いしました。
そしてまた3日後。
物干し場に干したはずの私のブラジャーがなくなる事件がおきました。
下着泥棒がいるかも、と主人に話しましたが、笑って取り合ってくれませんでした※2
翌日、舅が外出しているときに、布団を干してあげようと、舅の部屋に入りました。
見覚えのない衣装ケースが置いてあったので不思議に思いました。
半透明の箱の中には、カラフルなものが見えていました。
まさかと思い、そばへ寄ってみると、
なんとその衣装ケースの中には、なくなっていた私の下着がしまい込んであったのです。
私は直感しました。あの日、浴室の外にいたのも、のぞくためだったに違いない、と。
私はどうしたらいいのか迷いましたが、しばらく様子を見ることにしました。
※3
その後も、何回か私の下着が盗まれ、ついに我慢できなくなった私は主人に話しました。
それでも主人は、全く取り合ってくれないので、舅の部屋にある衣装ケースを見てくるように言いました。
休日になり、舅が外出した隙を見て、主人と一緒に舅の部屋に入りました。
この間あった衣装ケースがなくなっていたのです。
主人は激怒しました。
※4)
「お前は、自分がだらしなくしていたことを、親父のせいにするのか?
どこにあるか見せてみろよ」
私は黙ってしまいました。
いくらなんでも、それ以上舅の部屋を家捜しするわけにはいきません。
※5
その後も、前ほどではありませんが、私の下着はなくなり続けています。
もちろん、犯人はわかっています。
娘たちの下着ではないのが、せめてもの救いですが、不愉快ですし、気持ちが悪いのです。
はっきり言わないのがいけないのかもしれませんが、
舅は、最近エスカレートして、ちょっとした隙に、
私の手に触れようとしたり、ときには物陰から見つめていたりするのです
※6
「お義父さん、気持ち悪いわ」
「おまえ、もしかして俺の留守に誘惑してるんじゃないのか?」
「何言ってるの? 私は被害者なのよ!」 「わかるものか! 親父はオフクロ一筋だったんだぞ。誘惑してないのに、お前に興味を持ったりするもんか!」
ことの次第を思い切って話しても、主人は手だてをしようとするどころか、
私を裏切って責めるばかりです。
※7
それからは、私はすっかり主人と口をきかなくなりました。
舅の顔も見たくないというのが本音です。
娘たちには知られたくないのですが、もう隠すのも限界になってきました。
舅の変態行為で、私たち夫婦に溝ができたのも理不尽ですし、
何よりも、 舅ばかりを信じようとする主人の態度には、あきれるばかりです。
Cさん・43歳・女性
夫: 47歳
★迷っているなら・・・
離婚相談件数日本一
※1
こういう不思議なことは犯罪の臭いもするので、
「あれっ」と思ったら、日記をつけておくようにしましょう。
2度起こったら、これは何かありますので、そのとき日記が役に立ってくるのです。
※2 夫婦の仲で、"頼りになるのはうちの旦那"と思えるときって、そう多くはありません。
こういうときこそ、夫は男らしさを発揮すべきなのです。
※3
この段階では、様子を見るのではなく、準備に入るべきです。
この時点で動き出さなかったのは失敗でした。
舅の部屋から箱ごと持ち出してもよかったと思います。
※4
夫が、ここで激怒するということは、妻の言っていたことを信じてなかったということです。
だから、ケースがなかったことで「それみたことか」と怒ってしまったのです。夫は妻の話をもう少し信じてあげましょう。
※5
同居している家族ですし、家事を任されている妻ですから、
家事の範囲内での家捜しは許されます。
でも、プライベートな所の捜索はやめましょう。
※6
これはエスカレートした状態ですから、こうなったら一刻も早く、夫と相談して出ていった方がいいでしょう。
※7
自分の身を守りたい舅が、どういう行動をとるかを考えた上で、その対策を練っていきます。
【チェックポイント】
ここは、しっかりと証拠を押さえておく必要があります。
また、自分たちがどんなに努力しても、舅の力が大きければ大きいほど、
離婚させられてしまうことがあります。
十分気をつけましょう。
岡野あつこ