私は、年上で頼りがいがあると思っていた夫の思わぬ実態に、

3ヵ月にして早くも離婚を考えています。


結婚前には、優しくて紳士的なところが素敵に見えた夫だったのに。

信用金庫に勤めていた私は、大口顧客の担当をしていました。


仕事をしているとき、地元でも有名な家具店の跡取り息子の彼は、

上品に見える男性でした。

※1


お金持ちで大人の彼は、出会って2ヶ月ほどでデートに誘ってくれました。

私の退社時間に合わせて、高級車で迎えに来てくれ、

次々とおいしいお店やはやりのスポットに連れて行ってくれました。

※2


交際を始めて半年足らずで、私はプロポーズを受けました。

私の親にもあいさつに来てくれ、親も大賛成。

結婚に向けて準備をすることになりました。


ところが、初めて彼の家に行ったとき、おかしなことがありました。

彼が席を外したら、お母さんが私のそばにすっと寄ってきました。


そして、耳打ちするように言ったのです。

「あなた、そうとう遊んでいるって噂ね。

私の息子を騙したんでしょ?

何が目的なの?」


彼がすぐに戻ってきたので、

お母さんは元の場所に何事もなかったかのように戻りました。

私は、ちょっと怖い思いましたが、

その後も彼は変わらず優しくしてくれていましたので、あまり気にせずにいました。


そして、結婚式当日。

神前の挙式から、披露宴が終わるまで終始号泣の彼のお母さんに、

何か違和感を感じました。

※3


揺らぎが始まったのは、新婚旅行から帰国してすぐのことでした。


彼のお母さんは、空港まで迎えに来て、いきなり彼に抱きつきました。

彼も、お母さんをしっかりと抱きしめているのを見て、

変わった親子だと思いました。


空港からの車内でも、彼にべったりくっついて、あれこれと聞いていました。

私が話しかけても、全く無視。

※4


そして彼が、お母さんを呼ぶのを初めて聞いたのです。

「お母ちゃま」

これはいったいどういう呼び方なのでしょう!

※5


新居に入り、新婚3ヵ月目に入ったときに決定的なことが起きました。


彼が、風邪で熱を出したのです。


私は、氷枕を用意し、父親がいる会社に電話をしました。

父親は、

「世話をかけますね。大事にして早く治すように伝えてください」

と至って普通の応対でした。


それから食欲がないという彼のために、私はお粥を作っていました。

すると、寝室から話し声がしたので、驚いて行ってみました。


「お母ちゃまは来られないの?」


なんと彼が、お母さんに甘えて電話をしていたのです。

マザコンだ!

私が初めてはっきりと認識した瞬間です。


彼の指定の薬を買ってくると、

そこには広がる景色を見た私は、思わず悲鳴をあげそうになったのです。


「あんな変な娘と一緒に暮らしていたから、体を壊したのね。

かわいそうに」


お母さんが彼を抱いて泣いているのです。

そして、私が作っておいたお粥を口に運んで食べさせいました。

※6


「やっぱり、お母ちゃまのお粥はおいしいね」

「そうでしょう、あなたのために心を込めて作ったのよ」


彼は、私が作ったものをおいしいと言ったことがありませんでした。

いつもお母さんの料理を引き合いに出して、私の料理を褒めなかったのです。


なのに、マザコン男は、母親が作ったと思い込んで、私のお粥をおいしいと言って、

しかも食べているのです。

幼い子供じゃあるまいし、30歳も過ぎた男が母親と赤ちゃんプレーでもないでしょう!


本当にあきれました。

このままだったらとても耐えられない!


Kさん・22歳・女性

夫・37才

結婚:3ヶ月



 

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※1

子供っぽさというものも、女性が好む要素。でもそんな男性にはマザコン傾向がある場合が多いようです。

※2

いい思いをすると、自分が大切にされていると思い込んでしまいがち。

その影にある、彼特有の女性ナンパ術だということも考えられます。

※3

交際はうまくいっていると、気になったことに甘くなってしまいます。

結婚を考えるときには、(彼の)母親がどんな人かというチェックはとても大切です。

情には流されず、チェックはチェックで忘れないで。

※4

義母からの挑戦状です。

「息子を奪った憎い嫁」に対しての徹底抗戦ととってください。

姑に対してはあまり、相手にしないことです。

夫に対してはタイミングをみて上手に言いつけましょう。

※5

単に昔からの癖ともとれますが、

本人が思春期や成長期のある時期に

母親離れしようとした葛藤がないのが問題です。

この先に起きるトラブルの原因になるかもしれません。

※6

義母にあなたの手柄を取られたって感じで不愉快な事件です。

ぜひとも夫が回復したら、真実を話しましょう。


【チェックポイント】

まだ妻に、夫への愛情があるうちは

怒らず、なんとかすべきでしょう。

綱引きと一緒ですが、

少しずつ自分の方へ夫を引っ張り続け、

根気を持って夫に接していきましょう。