学生時代の交際を経て、すぐ結婚

彼となら、たとえ専業主婦(※1)でも、幸せだと思っての結婚でした。

仕事忙しいのですが、

休日は私を労ってくれていました。


私も、仕事と家事一生懸命にこなしてきたつもりです。


ところが半年経ったころ、

私の帰宅が遅くなり、洗濯物を出したままにしてしまった時のことです。


「おまえ、どういうつもり?(※2)

女のくせに、洗濯物入れもできないんか」(※3)


彼とは、交際期間からいつも楽しい時間ばかりでした。

それが、いきなりこんなひどいことを言われるとは。

私は悲しくなりました。


2人で力を合わせて、楽しい家庭を作っていくはずが、

家事がうまくできなかったことが全部私の責任と言われ、

気持ちが動転してしまいました。

(※4)


涙ぐんでしまった私(※5)を見て、

彼はこう言いました。


意味わかんねえ。

こっちは一日中仕事

お前の仕事は暇つぶしに過ぎないんだし、

生活費の足しにはならない

特に女はそう。

親父がいつも言ってたけど、(※6)

今その意味がよくわかるわ」


彼がそんなことを言う人だとは思ってなくて、

この先不安でいっぱいです。


こんなことを言われ続けるくらいなら、

今のうち離婚したほうがいいと思っています。


彼が私を大切にする気持ちには、

"私が彼の専属である"という条件が付いているみたいです。


優しくて、なんでもやってくれた昔の彼戻ってくれるのか、

今の彼に合わせていくことで私も幸せになれるのか。

でも、今の彼とだったら

一緒にいる意味がない気もするのです。

(※7)


Mさん・25歳・女性

夫:27歳

離婚相談


※1 

夫婦生活に対する甘い考えが見えてきます。

「"たとえ"専業主婦」というのは

"主婦"に対する後ろ向きな気持ちです。


あなたは"大好きな彼"と"家事を分け合うこと"、

この2つを担保として結婚を考えたので、

もし彼を「大好き」でなくなったり、彼が家事をしなくなった場合、

この夫婦はダメになります。


まず、"専業主婦"に対する犠牲をなくしましょう。


※2 

夫婦である以上、夫がこういうことを言ってくるのは予測がつくことです。


こういう旦那なのだということをまず知ること。


これを機に、

どこまですれば夫は何も言わないのか、

どこまでしないと怒られるのか、

夫の性格を色々してみましょう。


※3 

女のくせ

この言葉は絶対言ってはいけません。

禁句です。注意しましょう。


こんなことも…」は夫がよく使う言葉

こういう夫には、

どこまでがよくて、どこまでが悪いのか、

その許される範囲早く探すことです。


要は、夫のキャパシティを知るということ。


※4

ここは、

女として我慢する場合と、言わなければいけない場合と、

駆け引きがあります。


これは自信との兼ね合いなのですが、

「女のくせに」に対しては

断固、言うべき


※5 

ここは涙ぐんでないで、思っていることをはっきり言いましょう。


※6 

自分の価値観置き換えて言うのはよくありません。


このひと言を言ってしまうと、

夫のいけなさ倍増するばかりか、

お父さんと嫁のまで遠ざけ

挙句は家族ぐるみの問題にまで発展することになります。


※7

一緒にいる"意味がない"のなら、

まずはそのメリットデメリットをノートに書き出してみてください。


そうすることで、夫のいい面が見えてくるはずです。


元々は大好きだった2人。

一緒にいる意味がなくなったと感じたときは

まず、

感情の部分

経済の部分

・夫婦のあるべき姿

この3つをじっくり考えましょう。


今回は夫婦のあるべき姿だけが問題なので、いくらでもやり直せます。