立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科の合格通知書が届きました!!
合格通知書










とぉぉぉってもウレシイので、記念に、私、岡野あつこが、受験にあたり頭クラクラになりながら「ひねり出した」(笑)、渾身の研究計画書を、ここに大公開!!

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《研究の目的》

現在、NPO法人・日本家族問題相談連盟の理事長をはじめ、主に夫婦問題、離婚問題のカウンセリング及びアドバイザーとして活動をしているが、その中で常々感じてきた、人の営みの基本形たる夫婦あるいは家族から発せられる様々なトラブルに内包される、根源的な問題の本質を社会的危機意識として捉え、脆弱化傾向にある家庭環境の改善に反映させることで、豊かな社会基盤の再構築をはかるとともに、自らの活動に幅を持たせたい。


《研究テーマ設定までの経緯と入学志望の動機》

 先刻、「一人ひとりの幸せが社会の幸福につながるシステムを大胆に提案できる構想力と自信を身につけてほしい」という北山晴一先生の言葉に触れた折に、それはまさに私が従事してきたこれまでの活動と合致するものと感じ、共感・共鳴を禁じ得ませんでした。
 私は、遡ること16年前に離婚した際、その逆境をバネに自らの経験を活かした離婚カウンセリングルームを起ち上げました。そして、離婚問題に悩む人たちにとっての最善の解決方法をともに考えるカウンセリング業務を基盤に、再婚希望者のためのネットワークの構築、16年間に渡るカウンセリング経験から得たノウハウをもとに後進の育成、および特に女性の自立の一助とすべく開設した「離婚カウンセラー養成スクール」の運営など、離婚問題という側面から人の幸せと充実した生活、および女性の社会的自立について取り組んできました。当初このような分野は確立しておらず、私自身がパイオニア的存在だと自負しております。
 さらに私は離婚を歴とした社会問題と捉え、その公的な受け皿の充実も必要との思いから、NPO法人・日本家族問題相談連盟の理事長に約3年前より着任し、無料相談室や、電話・メールでの相談窓口等の開設を推進してきました。
 そして今、私はこれまでの経験を糧に、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)も念頭に置いた、更なる広がりを持つ将来的なヴィジョンを打ち立てていきたいと思い、この研究科にて研鑽を積みたいと考えている次第です。

岡野あつこです~
















《研究計画の具体的内容と進め方》

●メインテーマは、「21世紀における豊かな家庭環境をデザインする」。

そのための準備段階として、
(1)戦後~現在にいたるまでの婚姻、及び離婚とそれに関係する周辺情報(共働き夫婦の実情、未婚率、再婚率、出生率等)を整理し、その傾向の推移を統計的に把握する。

(2)また、(1)の情報と社会情勢の関係性について調査する。

(3)昨今の夫婦問題で顕著に見受けられる傾向を整理し、その原因を推測する。

(4)高齢化社会における夫婦・家族の現状を把握し、そこに普遍的に存在する典型的・根源的な問題点を検証する。

(5)2007年4月より施行される年金分割制度に伴う、現在の熟年層の夫婦関係の変化を予測するとともに、この制度が将来どのような影響をどれほど婚姻生活にもたらすかについて考察。

(6)一方、昨今問題視されている若年層の晩婚化、非婚化傾向の実態を調査し、それがもたらす日本における「結婚観」の将来的な変化について探求し、近未来的家庭像のイメージをシミュレーションしてみる。

●以上について研究した上で、(中略)これからの社会におけるより合理的で家庭の構築に必要なモデルケースを、経済的側面、環境的側面などから構築し、(中略)近未来の全体社会における「家族」という価値観の相対的な位置づけへと昇華させる。そして、このモデルケースにおいてさえも想定し得る潜在的な夫婦・家族の危機的状況を推測し、その修復に必要な最善の環境をいかにして整えていくべきかを考察。(中略)
さらに、現行の夫婦・家族問題を受け止め、適切なアドバイスや処置を行っている公的・私的機関および施設の実情を精査するとともに、それらが抱えている問題点をあぶり出し、改善すべき点、推進すべき点について探求を進め、具体的な環境整備の提案をまとめる。

●また一方で、現在は減少傾向にあるものの、今後「セカンド・シングル」(主に女性)の自立に関して注目が高まると考えられるため、この点についても研究・考察し、特に中高年女性のセカンド・シングル・ライフについて、推奨すべきプランを錬磨し、指標となるマニュアル的なものを作成する。



《期待される成果》

現代日本社会における「婚姻」という社会生活規範の実情を浮き彫りにすることで、昨今、毎日のように起こる夫婦間・家族間の事件や、家庭という小社会と国家社会の間に生じている歪みや摩擦の根本的原因と本質を読み取ることが出来、ひいては夫婦や家族のみならず、一般的な人間関係に至るまで、現代社会が抱える「人と人とのつながり」の脆弱化に歯止めをかけるヒントを見いだし、新しい日本の理想的な夫婦・家族像を提言できる。

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う~ん。
気合い入りすぎ(笑)
そりゃぁ「こんなの、10年かかりますよ」なんて突っ込まれるぐらい、これでもか状態ですねー(^^;
でも、「足りない」より「多い!」方がいいと思いません?
理想は高く、そして実際は現実的に加減して、ですd(^-^)ネ!

ともあれ、四月から忙しくなりますが、なんとかスケジュールに折り合い付けて頑張って行こうと思います!! 



……恋するヒマもなくなっちゃうのが、ちとツラいけど(´ε`;)