
暗闇
おかんの職場には金庫室と呼ばれる部屋がある。
厚さ20センチくらいある分厚い扉と壁でできているこの部屋は残念ながらお金が入ってるわけではなくww大切な書類などが保管される部屋なのである。
金庫室は常に施錠されているので上司に鍵をもらって入ることになっている。
いつものように
金庫行きたいので鍵ください。
と言って金庫の二階に行った私。
二階で書類をごそごそ整理していると突然
ガチャガチャ!!ドーン(扉の閉まる音)ペキッ!!
と真っ暗になった!
後から入ってきた人が上に私がいることを知らずに扉を閉めて照明まで消していったらしい!!
あたりを見回したけど懐中電灯的なものはない。
何にも見えない暗闇。
まず二階から一階に降りなくてはいけない
手に持ってる書類を床に置いて、金庫の構造を思い出しながら階段へ向かう。
足を踏み外して階段から転がり落ちたらシャレにならない今度こそ労災だよ。(先日のおっとっと事件をお読みください)
手すりをしっかり握り一歩一歩階段を降りて行く
一階に外気を取り入れる通気口があってそこが確かぼんやり明るかった気がする。そこに向かうことにした。
そろーりそろーり歩いていくとぼんやり明かりが見える
おお!無事にたどり着いた。
よーく見てみるとその通気口は非常ブザーなるものが付いている。
しばらくしたら誰か私がいないことに気が付いて助けてくれないかな?鍵の返却が遅れたらブザーがなってそこで気が付いてくれるかな?など考えていたけど「私、こんな真っ暗なところでぼーっとしてる暇はないのだ!」と思い通気口に向かって声をかけてみる
「おーい!誰かいませんかぁ?」
む、むなしい・・・
しかしこの非常用ブザー、どんな音がするんだろう?
オフィスがパニックに陥ることは避けたい。しかし、外に向かって聞こえてるか聞こえてないかの声を出すのも空しすぎる・・・
ちょっと待ってみたけどらちがあかないのでブザーを遠慮気味に押してみた
ブッ
おお。押しただけ音が鳴るシステムなんだね
ブーッ
聞こえたかな?
ブッブーーー!
三回鳴らしたところで外からの声がした(さすが通気口)
「おーい!金庫開けてぇ!!」
血相変えて上司が扉を開けてくれた。
「すみません、ありがとうございます。」とお礼を言って外に出るとみんな半笑い
どうやらこのブザー、すんごい響いてたみたい・・・
「どこからの音かわからなくて探してたらおかんさんの声がしてびっくりしました!」と別の上司。
しばらくすると鍵を出してくれた上司がやってきて
「ほんとうに申し訳ありませんでした・・・」と
数分前に鍵を貸したことをすっかり忘れた上司が閉めたらしい・・・![]()
おばちゃん、肝座ってるからこのくらいじゃビビらへんけど、若い子が閉じ込められたらトラウマやで・・・
非常用懐中電灯を金庫に置きましょう!と提言したいおかんである