ほぼ○○
ケーのお付き合いで家族で都会に行ってきた。
その帰り道ひときわにぎわっているお店があった。
今流行りの安い眼鏡屋さんである。
メガネを作りたいおとたま、フラっと入って物色しはじめた。
「これなんていいかも!?おしゃれやな」と鏡に向かってご満悦である。
「おや?この子はもしや??あの子やな・・・
ホレホレ、人気のあの子」
「若いアイドルがほとんどわからんのはおっさんの証拠やな。誰か思い出してみ!脳みそが活性化するから。」と突き放す・・・
「えーっとな、この子、車にCD乗ってるな・・・
走り出せ~♪の歌の・・・
そうや!
嵐や!!嵐やろ??」
「そこまで出たな。ほんで嵐の誰や?」
「えっと・・・ニュース読んでる子や!慶応の・・・えーっと・・・」
時間がかかりそうだったのでおとたまのことはほっといて自分のメガネを探そうとレディスの棚に移動した私。
しばらくするとトントンと背中をたたかれ振り返るとそこにローがいた
「おとうさんが思い出したから来て!って言ってる。」
めんどくさい男である・・・仕方ないから行ってみた。
「さくらい君やぁ!櫻井くん。ばっちりやろ?」
おそらくローにこっそり聞いたに違いない!姑息な男である。
「でな、このメガネ実は・・・
櫻井くんとおそろいやねん!だからこれにするわ!
今日から俺も櫻井くんやでぇ!そっくり!
ほぼ櫻井くんや!」
「そんなことお外で言うたら袋叩きにあうか、おかしな人やと病院に送られるわ!絶対に言うたらあかんで」
「いやぁ!そっくり!!
ほぼ櫻井くん♪」
「メガネだけな・・・」
「ほら見てローちゃん!このメガネ!櫻井くんとおそろい!
お父さん櫻井くんとそっくりやろ??」
空気が読めるローは苦笑い・・・はっきり言ってやったらええのに・・・
翌日櫻井くんとおそろいのメガネをかけてルンルンで出勤して行ったおとたま
帰ってきてもテンション高いやろなぁとブルーになっていたが帰ってきたら元気がない
「櫻井くんやって会社で言って袋叩きにあったん?」と聞いてみると
「違うねん・・・このメガネ軽くてかけてる気がしないのが売りやねんけど・・・
軽すぎて浮くねん・・・
酔うわ・・・」
「眼鏡屋で調整してこいっ!」
櫻井くんとおそろというだけで購入したメガネ、浮かれて調節せずに帰ってくるなんて・・・
おろかなおとたまでありました。