はぁ・・・
ケーがかえってきた。これから習い事なのであまり時間がないのである。
「あした、うちわ持っていかないと!」
「何するん?」
「運動会の応援するときに使うんだ!いろいろ貼り付けて仕上げるんだよ!」
「さようでございますか・・・じゃ、そこから持ってお行き!」
団扇を片づけてるところを指差すと・・・ケーの目はローが見ていたテレビにくぎづけ!
「ちょっと!団扇がいるんでしょ!!」
「あ・・・そうだった・・・どこ!どこよ!!」
「そこです。ちょっと目線を変えてみてごらんよ!」
「おにいちゃん!そこにあるでしょ!」
「あ・・・これか・・・」
テレビを見ながら適当に団扇を選んでポイ!と机にほり投げたケー。
その団扇とはケーが前の学校で「お月見音頭」のようなものを踊るときに作った金が一面に張り付いたうちわであった。
「あのー、ケーさん団扇は何にお使いになるんでしたっけ??ねぇ!ケーさん!!」
「え!だからぁ!応援用団扇を作るんだって!!」目線をテレビからはずさず・・・
「だったら、こんなキンキラが貼り付いた団扇持って行ったらあかんのと違いますやろか!!」
「あ・・・そうか・・・」
とテレビを見たままキンキラ団扇を回収し、ソファにほおり投げ新しいのを持ってきた。
その新しい団扇も工作に向くような代物ではなく・・・
「ローちゃん、テレビ消して!
えっと、ごめんなさい、ケーさん!その団扇で応援用にいろいろ貼り付けることはできるのでしょうか?」
「え!なんでよ!あ、ほんとだ・・・」
「ついでにお時間ですよ!行かないと!!」
「ええ!あ・・・ほんとだ。いってきます。」
とリュックを背負って手に団扇を持ったままで掛けようとするので
「ちょっとすみませーん!団扇持ってどこいかはるん??」
「え!塾だよ!あ、ほんとだ・・・これいらないや。」
とまたその辺にほおり投げようとするので
「そんなところほったら絶対にわすれるよ!!」
「もう!時間がないのにぃ!!」
と逆切れされたので
「あんたが時間ないのにテレビにくぎ付けやから悪いんでしょうよ!
最初からちゃっちゃと用意してたらこんな時間かからんかったでしょうが!
あんたのそういうところがむかつくんじゃーーーーーーーっ!
はよいけっ!!
さっさと行かんと間に合わへんで!!」
と追い出しました。
はぁ・・・久しぶりにキレたわ(怒)