唐辛子事件
春休みのおはなし・・・
甥っ子Kちゃんは爪をかむ癖がある。
これには親である姉もひどく心を痛めていて「さびしいのかなぁ」「叱りすぎなのかなぁ?」といつも相談されていた。
Kちゃんの手を見せてもらうとかわいそうなくらいに深爪になってて・・・見てるこちらもつらくなってしまう。
大人の目がたくさんあるうちは気をつけてKちゃんを観察し、少しでも口に手が入りそうな時は
「Kちゃん!爪あかん!!」って注意はするんだけど・・・
なかなか治らないんだよねぇ・・・
そこでじいちゃんが荒療治を思い付いた!
「この鷹の爪を少しKちゃんの爪につけたら手に入れたときピリッとして『噛んじゃだめだ!』って気付くんじゃないか??」
そんな古典的な技が通じるのだろうか??と疑ったけど、何もせずに心配するより何か行動を起こしてみよう!とみんなの意見が一致した。
「Kちゃん、いいかい?これを少しこすっておくから絶対に手をお口に入れたら駄目だよ!ピリピリからくなるからね!それからこの手であちこち触るとそこもヒリヒリするかもしれないからあちこち触らないように!」
とじいちゃんがKちゃんによく言い聞かせて鷹の爪をKちゃんの爪に少しこすった。
どこも触れなくなったKちゃんは手に気をつけながらみんなとwiiを始めた。
自分がやってる時は夢中で手のことは忘れてるんだけど、ほかの子供がゲームをしてる時は暇なのでついつい手がいろんなところを触りたくなってしまったらしい・・・
「うわ!お母さん!顔がひりひりする!!」とKちゃん。
どうやらほっぺたを掻いてしまったらしい・・・
「わ!お母さん!目も痛くなってきた!!うわーん!いたいよ~!!」
あろうことか目までこすってしまったKちゃん、ヒリヒリが止まらないらしい・・・
こりゃ大変だ!!
とぬれタオルで目や顔を拭いてこれ以上ほかの部分に被害が及ばないようにKちゃんに手袋をはめた。
何度かタオルを洗い拭き続けるとヒリヒリはましになったようだ。
はぁ、やれやれ・・・と洗面所にタオルを持っていったら・・・
じいちゃんが必死で顔を拭いていた。
「どうしたん?」
じいちゃん必死で顔を拭きながら「Kちゃん、この痛い思いで少しは爪噛むのやめるだろうなぁ・・・これは痛いわ!僕もヒリヒリしてるもんなぁ・・・」
じいちゃん、鷹の爪を触ったのを忘れて手を洗わずに洗面所でスキンケアをしてしまったらしい(爆)
じいちゃんのお間抜けっぷりに一同大爆笑である。
とくにばあちゃんは日ごろの頑固なじいちゃんが懲りてるのを見て涙を流して笑っていた。
それから実家滞在中、Kちゃんは爪を噛まなくなりました♪
しかし、鷹の爪の威力ってすごいんだね!少し触っただけでそんなにヒリヒリするなんて!!
「ケーもローも!なんかやめたいもんあったら言うておいでや♪いつでもぬったるで♪」と子供に声をかけると
「絶対にいやだ!なにも噛まないから!!」と逃げて行きました。
一件落着(笑)