続き その3
アシスタントを従えて病室にはいった私。
そこは二人部屋。
その部屋にはまた別の妊婦さんが寝ていた。
妊婦さんの付き添いのおそらくお母様らしき人が言った。
「いま、出産してこられたの?」
「はい。」
「まぁ、元気に歩いてるのねぇ?うちの娘も早く産めるといいんだけど・・・微弱でねぇ、今から家に帰るところなんです。」
「そうですか・・・がんばってください。」
「ありがとう、ゆっくり休んでね。」
ベッドに入って休んでいるとアシスタントがやってきた。
「ちょっと出血の量が多いみたいやからちょっと量らせてね。」
「は~い」
休んでいると母からメールが・・・
「こちらはいつでも行ける準備ができてる。おにぎりも握ってあるからいつでも言って!」
朝の4時から母はおにぎりを握ってくれていたらしい。
でもあたしそんなにおなかすいてないけど・・・
それでも母からのメールが入る。
「病院の人に行ってもいいか聞いて!すぐに行くから!」
孫を見たくて仕方ないようだ。アシスタントが来たら聞いてみよう。アシスタントのOKをもらい母はすぐにやってきた。
おにぎりをほおばる私とおとたま。そこにアシスタント登場!
「あ!おにぎり食べてんの?もうすぐおいしい朝ごはんやで♪」
「は~い!いままで我慢してきたから残さずに全部食べられると思います♪」
それから少し寝て待望の朝ごはんの時間。
ケーの時は近くの料亭のご飯だったんだけど、今回は手作りに変わっているらしい・・・
それがめっちゃおいしかった♪
あっという間に平らげて私の状態も落ち着いてきたので個室に移ることになった。
もちろん歩いての移動である。
ケーの時は会陰切開をした。この時は信楽焼の狸のようにち○ち○(実際にはついてないけど)がでっかく腫れあがってるような感じがしたんだけど、裂けてしまった今回はかなり楽である。たったり座ったりも楽だし、トイレも簡単。私は切開より断然避けた方が楽だと思ったんだけど、みなさんはどうかしら??
お部屋は特別室!奥の角部屋である。
窓も大きくて他の病室より格段に広くとっても快適♪
病室代が他の部屋より高いと聞いてビビったけど、4日間ここでリラックスさせてもらおっと♪
この病院はお昼間は母子同室で夜は子供だけナースステーションで預かってもらうことができる。
私はすぐにおっぱいが出ない体質のようで消灯時間前必死こいてお乳を搾っていた。
それをみた看護士さんが
「おかんさん、おっぱい痛いの?辛いなら夜中連れて来てあげるよ!」
「いや!!いいです!!」
「???」
「だって、夜中同室やったら寝られへんやん?爆睡するために搾ってるんです。」
ぽかーんと看護士さんしばらくして爆笑していたわ。
「あははは!さすが経産婦!言うことが違うなぁ♪寝るために搾るなんて初めて聞いたわ!ほな、ゆっくり寝てね♪」
ケーの時は初めての入院と産後のハイでなかなか眠れなかったけど、今回はほんと良く寝たよ。
お昼間、おっぱいケアと称して看護士さんがやってくる。
そして世間話から恋の悩みまでいろんな話で盛り上がった。
「やっぱり、初産の方と違って経産婦さんは余裕があるから話が弾むのよねぇ♪また来てもいい??」
「いいよ~!」
それから私の病室は看護師さんの息抜きの場となっていたようである。
その時、あのヤンキーペアはヤンキーではなくリーダーは女手一つで子供を育てていて夜勤の時は子供をおばあちゃんに預けていること、アシスタントは助産師の資格を取るべく学校に通っていて昼は学校、夜は病院でがんばっていると聞いた。
ヤンキーペア!見た目金髪で目は半目やったからヤンキーと思ってごめん!人は見かけで判断したらあかんよね。ごめんね。
看護士さんとの交友も深めたけど、私も暇なので病院内をウロウロしてサロンでコーヒーの飲んだり遊んでいたりすると、他の産婦さんや妊婦さんとも親しくなった。
いろんな情報交換をしたり先生の噂話をしたりした。
最終日には名残を惜しんでサロンに朝ごはんを持ち寄りみんなで食べた。
おいしい御飯に楽しい仲間。ほんと楽しい入院生活でした。
思わず3回にわたってのローの出産話でございました。
長くてごめんね。
しかもオチがなくてほんまにごめん・・・