あやしい・・・
子供たちが寝静まり、おとたもとテレビをみていたら突然!
ピロピロピロ~とおとたまの携帯がけたたましくなった。
いそいそと携帯をとりにいくおとたま。
なんだか怪しいじゃないのさ![]()
携帯をみながら楽しそうに笑ってるおとたま。
「ねぇ、おかん、これみてみ!」
携帯をみると若い青年がとびきりの笑顔で映っている。
「これ、誰??」
「知らん!」
「そんな、知らん人から写メールくるなんておかしいやん!」
「ほんまに知らんねん。この番号誰かも知らんし・・・」
「え?じゃ、間違い写メール??」
写真を良くみてみると、アパートの一室と思われる。ふすまを背に青年がスーツにネクタイ締めて笑っているのだ。
「もしかして、田舎の親から送ってもらったスーツを着てうれしくてメールしたんかな?」
「でもさ、よーくみてみるとこのスーツ、いまどきの若者が着るようなスーツじゃないやろ?きっと親戚のおじさんが『ワシのお古で悪いけど、これ着て会社にいきなさい』って送ってくれたんやわ!でもこんな古ぼけたスーツじゃ会社には行けない。でもおじさんに悪いからとりあえずありがとうの写真を送ったんやで。」
私とおとたまの妄想は膨らむばかりである。
後日・・・
「おかんおかんおかん!!ニュースやで!」
とおとたまが血相変えて帰ってきた。
おとたまが仕事してるとき、携帯がなったんだって!電話帳に登録してない番号だけど、よくみたら見覚えのある番号・・・あ!あの純朴青年だ!!と思い出して電話にでてみたらしい・・・
「もしもし」
「ア、アノ・・・ドナタデシュカ??」たどたどしい日本語。
日本人ではないとピンときたおとたまはゆっくりと
先日、あなたの携帯から写メールがきたこと
知らない人だったしどうしたらいいかと思っていたこと
を説明してあげたんだって。
そしたらその青年は
「マチガエテ、ゴメンナサイ、ワタシ、ベトナムジンデス。ニホンニベンキョウシニキマシタ。ホントニスミマセンデシタ。」
と謝っていたそうな。
それにしてもこの写メールが女の子の写真だったらおとたまと喧嘩になってたかもしれないし、私の携帯に間違いで入ってきたらそれはそれで喧嘩になってたかも??どちらにしても迷惑なお話である。
でもとっても暇だったのでこの青年に関していろいろ妄想できて楽しかった。
ほんとにこの青年の笑顔は純粋で癒されるものだった。
辛いことがあってもこの笑顔で乗り切れるかも?!と今でもおとたまの携帯に保存してあるのである。