私の父親は、すい臓がんの闘病中に、
回復しないこと、全く夜が痛みで寝られないこと
に悲観していき、自殺しました。
その前日は、私が生後半年だった次男をつれていき、
めずらしく、お刺身を父が食べたので「食欲がでてきたなよかったな」と思っていました。
でも遺書はその2日前に書かれていた。
翌日、義母に「だいぶ元気そうでした」と報告していた矢先、
母から電話が来た。「お父さんが自殺した」。
救急車で救急病院に搬送される途中だった。
救急車のサイレンがつんざくように電話越しに耳に響いた。
そのまま夫に電話して、告げ、義母に電話して、告げ。
義母は新幹線を2つ乗り継いで遠くからかけつけてくれた。電話先で叫んでた「今からいくから、すぐいくから」。
あの時の気持ちはすごく感謝してる。
夫は「動転しているといけないから、車を運転して一人でいくな」という。
次男もまだ生後半年だし、病院に駆けつけるのは戸惑った。
認可外保育に預けていた長男は、保育所から「その日は夕飯を用意するからいいわよ。次男もよかったら預かるわ」
と言ってくれた。しかし、結構、ほったらかしの保育所だったので、
その一端で次男が怪我でもしたらいやで、戸惑った。
結局、夫が帰宅するまで大人しくまった。
次男を預けて電車でいこうとすると、車でおくっていくという。最初はしぶったが、のることにした。
病院に到着もあとすこしでしそうなときに夫が言った。
「トイレいってもいい?」
え。
「あとじゃだめなの?」
間に合うか間に合わないかの瀬戸際かもしれないのに?なんで?と心の声。
「出掛け際にトイレいくの忘れたんだわ」
私が、不満そうな顔をすると
「じゃあ運転席で、垂れ流すからいいわ!!!!!!!」とぶち切れた。
え。
ねえ。
私、父親が、自殺した直後の人だよ。
なんで逆ギレされてんの。
すごい悲しかった。