『あきない世傅金と銀』を読み終えて | 安くて楽しむ♪キモノ日和り

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自分に合った相応の着物ライフを背伸びせずに、
エンジョイ♪しようと思っています。白衿白足袋の正統派。お出かけ着物を楽しんでます。

皆さんこんにちは♪おかんです!

  

 マダムYの推しの本です!


全部で12巻あるんですよ!
最後の本たけマダムSなんですって。
でも良かったわ!
ありがとうございます🙇

最初は12巻も?と思ったけど読んでいたら、私の好みの大坂の商家の話でメッチャクチャおかん好みの内容でした。ここであんまり言ったらストーリーがわかってしまうけど、商売の天才と言われた女性の話です。その人を取り巻く人達にもそれぞれストーリーが有り、あの人はそれからどうなったんやろ!と思わずにはいられないのです。
この本で思ったのですが、昔から着物の古着は古手と呼ばれ木綿の太物と古手が庶民の衣料だったのですよ!
皆さん庶民は昔も今も絹の友禅は高くて手が出ないのが当たり前!昔から一般庶民の着物はリサイクルだったのです!

私の母が、船場の『竹ふさ』と言う置屋に小学校を上がって奉公に行き、細雪のように四人の娘さんの子守をしていた話を聞いていました。母はその置屋の主人をご寮人さんと呼んでいました。晩年は天下茶屋で結婚されていたむすめさんの近くで住んでおられました。難波ふさと言うそれは美しい方でしたよ!元は芸者さんです。
船場の木場で木材の年輪を見て値段を決める仕事をしていた方のお妾さんでした。戦争中は本妻さんとお妾さんが一緒に暮らしていた時もあったそうです。
市川雷蔵の「ぼんち」を見てむかしの大阪の大店の御寮人さんは正月は年始の挨拶に来たお妾さんに年玉を渡してたのを思い出し、そのぐらいの器で無いと御寮人さんはつとまらへんかったんですねぇ!
公認やったんやね。

母は小学校の私を連れて年に一回はご機嫌伺いに行ってました。御寮人さんからは「春ちゃん」と母は呼ばれてました。
この本を読みながら、当時の母とご寮人さんを思い出しました。慕われてこそご寮人さんと呼べるんですわ!
このご寮人さんの元で、娘さん達と過ごした時代が母にとっては一番華やかな時代だったのだと思います。

この本は高島屋がモデルだそうです。
これも面白かったわ!

マダムY&Sありがとうございました!

今はJガールさんに渡ってます!

 

デハデハ

 

 

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